eスポーツキャスター・なないさん死去にSNSでも悲しみの声続出「誰からも嫌われないいいやつだった」
eスポーツキャスターの、なないさんが9日、心不全で急逝したと所属事務所のGOOD 8 SQUADが10日、公式サイトで発表した。32歳だった。X(旧ツイッター)では突然の訃報にゲームファンやプロゲーマーから悲しみの声があがっている。
なないさんは、米ラスベガスで行われていたeスポーツ大会「EVO2023」に参加しており、亡くなる前日の8日に帰国。自身のXで「EVO2023お疲れっした!めちゃくちゃ楽しかったし本当に行ってよかったなー」と感想をつづっていたばかりだった。
「EVO2023」の「ストリートファイター6」部門に出場していたプロゲーマーの梅原大吾は「なない、格ゲー業界には珍しく誰からも嫌われないいいやつだったな。曲者揃いのこんな業界で気苦労は多くなかったかな。ちゃんと楽しく過ごせてたかな。堅実に頑張ってる彼の人生はこれからだっただろうに。残念だ」と悲しみをつづり、「生まれ変わったら、また一緒に遊ぼう」と言葉を送った。
なないさんと同じeスポーツキャスターとして活動している田口尚平は「久々に会えた波長が同調する人だった ほんとうに残念です 広義の意味で彼がやりたかった成したかったであろうことを、全うしたいと思います 今日のゲームに人生を懸ける人の決断を面白くお伝えできればと存じます」と決意を語った。
なないさんは、2018年からeスポーツキャスターとして活動を始め、21年から専業化。格闘ゲームを中心に活動しつつFPSやMOBA(マルチプレイオンラインバトルアリーナ)など、幅広いジャンルで実況・解説を担当。「初心者にもわかりやすい実況解説」、「場の空気感に合わせたMC」で人気を博していた。
(よろず~ニュース編集部)