中野たむから一騎打ち要求!!レジェンド神取忍の対応は スターダム初参戦で激突 

 スターダムの「ミッドサマーフェス 2023」が19日、東京・大田区総合体育館で開催され、全日本女子プロレスのレジェンドが登場。“ミスター女子プロレス”神取忍はワールド・オブ・スターダム王者・中野たむから一騎打ちを要求された。

 神取は井上貴子、葉月とたむ&なつぽい&安納サオリとの6人タッグマッチに出場。なつぽいへのネック・ハンギング・ツリー、たむへの脇固めなど存在感を発揮した。葉月がなつぽいに16分4秒、フェアリーマジックで3カウントを奪われ、試合には敗れた。リング上で赤いベルトを掲げたたむに「神取忍!これで終わりじゃねーぞ。次はシングルだ」と要求され、首をかしげた。

 大会前の会見や自身のユーチューブで、たむの心意気への物足りなさを口にしていた神取。バックステージでは「骨はあった」と認めつつ、一騎打ちには「気持ち的にはそこまで上がってない」と消極的だった。たむは「女子プロレスの歴史を今日肌で感じた。スターダムが新しい女子プロレスの歴史を変えていかなきゃいけない」と改めて神取との一戦を熱望した。

 神取は「リングはどこでも一緒。でも、新しいものを取り入れたりとかは刺激的だよね」とスターダムの印象を話していたが、改めて聞くと「実はしっかりしたものがあると思った」と選手の力量にも一定の評価を与えた。キューティー鈴木、井上貴子ら多くのアイドル的人気を誇ったレスラーとも戦ってきたが「昔も今も、気持ちの部分は変わらないよね」と語った。たむに対しては「試合の途中から伝わってくるものがあった。骨があった」と語るも、対戦要求には「ベルトが欲しいか、と言われればそんなに…。気持ちを動かす何かがあればね」と、たむの今後を見定める構えを示した。

 全女のレジェンドが多数初参戦した大会。8人タッグ戦に出場した極悪同盟のダンプ松本は、大江戸隊とのヒール合体を果たし、刀羅ナツコに「後輩ができてうれしい。頑張れ」とエールを送った。この一戦で竹刀攻撃、毒霧を浴びて敗れたホープ・天咲光由と組んだ井上京子は「もっと手を出さなきゃ。何もしないのが一番ダメ」と優しく奮起を促した。

 メーンで高橋奈七永と中西百重と組んだジャガー横田も初参戦。勝利後のバックステージでは「スターダムのイメージだとビジュアルから、みたいなのを考えていたけれど、なかなかできるのでビックリしました。やっぱりプロレスが好きな人が残ってるので、そういう意味でビジュアルばかりと言われないように頑張っているのを、戦って感じました。気をつけないといけないところもあったんですが、歴史の短い団体ですから、余計プレッシャーをかけながら頑張ってるんだなって姿を見せてもらいました」と印象を語っていた。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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