「進撃の巨人」描き下ろし新作が登場 初のカラー画集に諫山創氏「着彩作業はとある方にお願い」していた
大ヒット漫画「進撃の巨人」から初の画集「進撃の巨人 画集 FLY」(講談社)が発売される。完全受注生産で4日に予約を開始し、期間は11月30日まで。価格は2万円(税抜)。単行本全34巻で完結したが、原作者の諫山創氏による描き下ろし漫画「進撃の巨人35巻」が収録される。
連載開始から諫山先生が描いた全カラーイラストを収録した画集。諫山氏は「諫山創です。『進撃の巨人』の連載を終えて約2年半が経ちました。この度、カラー画集を発売することになりました。大変光栄です。今までの集大成が本でまとめられて嬉しいです」と感謝を口にした。そして「-と胸を張って言いたいところなのですが、実は僕、カラーイラストは線画までしか描いておらず、着彩作業はとある方にお願いしています」と告白。「絵に秀でてるわけではないことで知られていると自負している自分が、こんな凄い着色をできるわけがありません。連載開始当初から『進撃』のカラーを担当し続け、連載を支えてくださったスペシャリストの存在があってこそ、成り立った作品だと思っております。今回発売されるカラー画集では、今まで陰で支え続けてくださったその方に注目していただければ嬉しいです」と続けた。
「進撃の巨人」のカラーイラストは、線画(着色前の白黒版イラスト)を諫山氏が描き、カラーは着色担当者が担当しており、画集では、未発表の線画イラストも一部公開される。諫山氏がグッズやイベント用に描き下ろしたイラストも多数収録される。諫山氏の超ロングインタビューも掲載され、14年の連載中に描いたイラストの中でお気に入りの一枚について、イラストにまつわる思い出が語られた。着色担当者との対談も掲載予定。テレビアニメThe Final Season完結(後編)の放送を11月4日に控え、さらに話題を集めそうだ。
特典として「進撃の巨人35巻」がつき、諫山氏が描き下ろしたオマケ漫画「悪童」(全18ページ)とマル秘ネームが収録される。「現在、この画集のための描き下ろし漫画を執筆中です。特典の『進撃の巨人35巻』収録のオマケ漫画です。楽しみにしていただければと思います」と談話を寄せた。
ほかに「超精巧複製原画(全57ページ)」、刺しゅう入りの特性「ミカサのマフラー」、南京錠入りの「エレンの鍵」が特典につく。
(よろず~ニュース編集部)