篠原涼子が日本版「ハイエナ」主演に不思議な縁 “本家”主演女優はかつて「ハケンの品格」韓国版で主役
韓国の人気ドラマ「ハイエナ」が日本でリメイクされ、10月20日よりテレビ東京で放送がスタートする。
同作は、上位1%のハイクラスのみの案件を扱う弁護士たちが、生き馬の目を抜くサバイバルを繰り広げる法廷ジャンル作品。女性主人公を「シグナル」や「未成年裁判」などで知られる、実力派俳優のキム・ヘスが演じ、男性主人公は「魔王」「キングダム」1&2などに出演した、チュ・ジフンが務めた。
日本リメイク版では、キム・ヘス演じたチョン・クムジャこと結希凛子を篠原涼子が、チュ・ジフン演じたユン・ヒジェこと一条怜を山崎育三郎が演じる。クライアント(正確には報酬)のためなら手段を選ばないハイエナのような弁護士、結希を篠原はどう演じるのか、また自他ともに認める法曹界のサラブレッド一条を、山崎がどんなキャラクターに仕上げるのか、早くも関心が集まっている。
キム・ヘスと篠原涼子の名が並ぶのは、今回が初めてではない。さかのぼること2013年、篠原涼子の主演ドラマ「ハケンの品格」(2007年)が韓国で「オフィスの女王」という名でリメイクされ、篠原扮した大前春子をキム・ヘスが演じているのだ。
日本版と若干のマイナーチェンジやディティールの違いはあったものの、当時は韓国でも非正規雇用問題があり、現実世界を風刺した演出で好評を得ることに成功。キム・ヘスは、同作の放送局が毎年末に開催する「KBS演技大賞」で、大賞を受賞している。
互いの主演作を引き受けることになったのは偶然かどうかは不明だが、篠原涼子も俳優としてのキャリアに申し分はなく、数々の演技賞を受賞しているだけに、両者の日本版、韓国版を見比べてみるのも面白そうだ。
(よろず~ニュース・椎 美雪)