たった1枚の夜景写真からホテルの部屋番号まで特定 ネットの怖さが身に染みる“割り出し”投稿が話題
1枚の写真から宿泊しているホテルの部屋を特定されてしまったという経験がSNS上で大きな注目を浴びている。
「これをアップして、どこか当ててみろやってやったら都市名どころかホテル名、部屋番号まで当てられたので、本当にインターネットは敵に回しちゃいけないと思いました」
と投稿したのはpatoさん(@pato_numeri)。
patoさんは宿泊したホテルの部屋から撮影した夜景の写真と共に「どこにいるか当ててみて」という趣旨の内容をSNSに投稿。するとコメントやDMでホテルの場所、そしてホテルの部屋番号まで特定されたそう。
インターネットの怖さを感じるエピソードにSNSユーザー達からは
「こわぁ😨ネットは広い」
「見下ろす角度から階数が分かるらしい…」
「私も部屋の外写したの上げたら特定されたことある…💦」など様々な声が寄せられている。
patoさんにお話を聞いた。
ーーこの体験の詳しいいきさつを教えてください。
pato:web記事を書く関係で全国各地に取材に行きます。
これまでも何度か全国各地の街角の写真をX(旧Twitter)にあげて、「どこかわかる?」とクイズ形式の投稿をしていたのですが、この時も維持困難路線を全部乗るという記事の取材で和歌山に行き、ホテルの部屋からの夜景が綺麗だったので投稿しました。ホテル名はすぐ特定され。部屋番号についてもDMで「この辺くらい?」と特定されました。たぶん同じ部屋に泊まったことある人です。
ーー特定された時の感想をお聞かせください。
pato:Googleマップやストリートビューなど特定につながるツールが増えたこともそうですが、それ以上にSNSの普及により、近くにいる人、同じ体験をした人が情報を共有しやすくなったのがインターネットの怖さだと思います。
ーー投稿への反響や感想をお聞かせください。
pato:大きな反響があり、次も本厚木駅前のサウナから同じ投稿をしたら2分で特定されました。
◇◇
現代ならではのインターネットの危険性を改めて考えさせられるpatoさんの投稿。最近は窓の形、カーテンの色だけでも住んでいる場所を割り出されたり、天気に関する情報だけでも大切な個人情報を自ら提供してしまっている可能性があるそう。読者の皆さんにはくれぐれも気をつけていただきたい。
なお、patoさんは来年1月に文章術に関する書籍を発売する予定とのこと。ご興味ある方は是非patoさんのXアカウントを随時チェックしていただきたい。
(よろず~ニュース特約・近藤リナ)