BTS J-HOPE 軍国際大会で司会推薦も国防長官がキャンセル 6月にも始球式登板プランが立ち消え
BTSのJ-HOPEが軍の公式行事で司会を務めるという提案がありながらも、中止になったことが7日、明らかになった。
韓国の複数メディアが報じたもので、国防部によるとこの日開かれた「国際軍人料理大会」では、当初J-HOPEが司会を務める案が有力視されていたと言う。
「国際軍人料理大会」は、2022年まで「Golden Shovel Chef Awards」という名前で陸・海・空・海兵隊各軍の調理兵が料理の実力を競う形で実施。4回目となる2023年からは、韓国軍に加えてアメリカ軍、シンガポール軍と他国の軍人が参加し、本格的な国際大会として規模を拡大した。
世界的スターであるBTSメンバーが登場すれば「広報の大きな助力になる」とされ「J-HOPEの参加に重点を置き、所属事務所と意見を調整中」と前向きに話が進められていたという。
しかし同日、国会予算決算特別委員会全体会議に出席したシン・ウォンシク国防部長官は、同イベントにJ-HOPE出席の提案を受けたがキャンセルしたことを明かした。
シン国防長官は「元々アナウンサー1人と、BTSメンバーの2人で司会をすることが提案された。私が見る限り、BTSは他の勇士のように兵役義務を頑張ること自体が、国民にとってより良い姿であり、当然の道理だ」と強調。また「芸能活動をしている者が(軍に)入り兵士となった場合、職務以外の仕事は今後一切させないように指示した」と付け加えたという。
国民の力党のイ・ヨンホ議員は、シン国防長官の発言に対し「良い措置だと思う。韓国の若者なら、例外なく兵役につかなければならないという原則に従って軍隊に行ったわけで、軍に行っても(芸能人という理由で)その力が活用されることは身勝手な事」と賛同した。
軍当局はさつ6月にも慰霊の日を迎え、プロ野球の始球式に入隊中であるジンとJ-HOPEの出演を検討したが、メンバーに負担を与える可能性があると判断し白紙に戻している。
(よろず~ニュース・椎 美雪)