南野陽子、ヨーヨーを構える前から「舞台に立っていて」“スケバン”前から続く舞台愛 関西演劇祭2023開幕
女優の南野陽子が11日、大阪市内で自身が実行委員長を務める「関西演劇祭2023」(11~19日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA SSホール)の開会式に、同演劇祭のフェスティバルディレクターでタレントの板尾創路らと登壇した。
南野は1985年に「リトルウィミン~若草物語」で初舞台。「スケバン刑事」シリーズの2代目・麻宮サキ役で一躍ブレークしたが「ヨーヨーを構えたドラマ(スケバン刑事)よりも前に舞台に立っていて、そこからだいたい年に一作品は必ずやってきた」と舞台への思い入れは強い。「仲間意識をギュッと感じることができるし、お客さんとも、よりつながることができる。これからも大事にしていきたい場所」とその魅力を語った。
2019年にスタートした同演劇祭も今年で5年目。この場での出会いを起点に数々の俳優やクリエイターが活動の幅を広げている。21年の同演劇祭でベストアクター賞を受賞した俳優の寺井竜哉は、審査員を務めていた行定勲監督の映画「リボルバー・リリー」(23年8月公開)に出演。板尾も同映画に出演していたが、完成試写でも気付かなかったといい「(後から知らされて)めっちゃええ役してるやんって」と驚いたという。
今年は「Artist Unit イカスケ」(大阪)、「演劇組織KIMYO」(愛知)、「餓鬼の断食」(奈良)、「劇団イン・ノート」(東京)、「劇団FAX」(京都)、「バイク劇団バイク」(東京)、「PandA」(福岡)、「MousePiece-ree」(大阪)、「無名劇団」(大阪)、「ヨルノサンポ団」(大阪)の10劇団が参加。南野は「緊張もされていると思いますが、ステージ上で新たに感じる感動とか感覚とか感情とか、そういったものを思いきり胸に抱いて頑張ってください」と一同にエールを送った。
(よろず~ニュース・藤丸 紘生)