日本保守党・百田尚樹代表 大阪での街宣めぐり維新元議員とバトル 「エキストラ」指摘に「日本語勉強し直せ」
政治団体・日本保守党代表で作家の百田尚樹氏(67)らが11日に大阪市内で行った大阪初街宣をめぐり、百田氏と維新の元議員のバトルが12日、勃発した。
日本維新の会の元大阪市議・飯田哲史氏(39)が、自身のX(旧ツイッター)で、日本保守党の街頭演説が行われた同市の繁華街・梅田のヨドバシカメラ前の大混雑ぶりを訴えるポストや画像を引用。「どういった警備計画を立てて実行していたのかしっかり検証してほしい。謂れなき批判もX上には溢れている。私が見た写真でもロープすら貼られてなくて道路に人が溢れていた。維新ならあり得ないな」と投稿した。
別のポストでも「雑踏の警備が適切になさらず人が溜まってしまったのではないかと思います。一般聴衆をエキストラに仕立て上げて大入満員とするのはちと騒動が大きくなり過ぎたかと。いずれにせよしっかり原因究明が行われるべきですし、許可通りの警備が申請団体によってなされていたのか公表すべきですね」とし、日本保守党の警備体制を不十分とした。
百田氏は、飯田氏のポストに反応。「こいつ誰?もしかして維新の議員?想定外の聴衆が集まったことが信じられなくて、動員をかけたと言いたいの?それなら『一般聴衆をエキストラに仕立て上げ』じゃなく、『エキストラを一般聴衆に仕立てあげ』と書くべきじゃないの。日本語を勉強し直せよ」と反撃した。
X上での“動員をかけた”との指摘にも「動員なんかまったくかけてない。何の根拠があって、そんなことを言うのか。そもそも日本保守党は組織も支部もない。聴衆を映した全景を見てみろ。プラカードも何もない。土曜の夜に、私たちの演説を聴きたい!と思って集まって下さった人たちだ。こんなに大勢の人が集まるとは、私たちも思っていなかったが」と反論した。
百田氏は11日、日本保守党の大阪初街宣として、事務総長でジャーナリストの有本香氏(61)、共同代表で名古屋市長の河村たかし氏(75)と街頭演説を行った。人が集まりすぎて20分ほどで府警から中止命令が出たほか、多数の消防車やパトカー、救急車がサイレンを鳴らしながら出動。百田氏は「不可解」としていた。
(よろず~ニュース・杉田 康人)