Sareee、橋本千紘とシングル再戦決定でリベンジ誓う「次のステージに進むためにも」
女子プロレスラーのSareeeが14日、都内で会見し、来年1月16日に第3弾自主興行「Sareee-ISM Chapter3」(東京・新宿FACE)の開催を発表。米WWEからの日本復帰初戦だった今年5月の第1弾興行で、一騎打ちに敗れた橋本千紘と再びシングルマッチを組み、リベンジを誓った。
5月以降はフリーとしてセンダイガールズ(仙女)など多くの団体に参戦し、中国・上海でのプロレスイベント出場、シードリングのシングル王座に就くなど歩みを進めてきた。それでもSareeeは「復帰してからやり残したこと、モヤモヤしたことをなくすため、1月早々にリベンジしたい」と、橋本との再戦に闘志を燃やした。
11月5日の仙女後楽園大会ではリング上で橋本から「お前はただのカワイイ女子レスラー」と挑発を受け激高。この日はビデオメッセージで「ライバル関係を終わらせてやる。私がぎゅんっと勝ちます」とメッセージを送られ「普通のことしか言っていなくて、つまらない。復帰戦とはコンディションも違い、今は橋本に劣っているところはない。自信しかないですね。5月の負けがモヤモヤしているので、次のステージに進むためにも勝って、来年は女子プロレス界を盛り上げたい」と言葉に力を込めた。
2年半ぶりの国内復帰戦で味わった黒星は「差をつけられていると思った。悔しかった。リングで見せつけられて、私に現実を教えてくれた」と心に深く刻まれた。そして橋本へのライバル心は一層大きくなった。
だからこそ、後楽園での「お前はただのカワイイ女子レスラー」の挑発は重く受け止めた。「メチャメチャ腹立っています。一番言われたくない言葉。何回も戦ってライバルと認め合っていたから、5月(の相手)に選んだんですけど。本当はそうじゃなかったのかな。誰かに影響されたのか、面白いことを言いたいだけというマイク、橋本千紘もそうなってしまったんだ」と憤った。
復帰から半年。女子プロレス界には「闘い」が足りないと掲げてリングに立った。「女子プロレスの認知が上がっている。新しいお客さんが増えた」と変化を感じた一方、リングへの適応では「そんなに変わった感じはしない。私が見せたい闘い、魂を込めた戦いはできているのでは。私はどんな相手でも自分を信じるプロレスを貫く。物足りない選手もいますけど」と一定の手応えをつかんだ。
因縁決着と新しい未来へ。「戦いたい選手、やりたいこともある。来年は女子プロレス界を盛り上げたい。そのために橋本千紘に勝っておかないと」と前を向いた。
◆全対戦カード(メインカード以外は試合順未定)は次の通り ▷桃野美桜&川畑梨瑚-稲葉ともか&稲葉あずさ ▷彩羽匠-高瀬みゆき ▷伊藤薫&中島安里紗-柊くるみ&ウナギ・サヤカ ▷ジャガー横田&アジャコング-ChiChi&田中きずな ▷Sareee-橋本千紘(メインカード)
(よろず~ニュース・山本 鋼平)