SEVENTEEN パリのユネスコ本部「青少年フォーラム」で1時間のスペシャルセッションを披露
SEVENTEENが、フランス・パリにあるユネスコ本部で開かれた青少年フォーラムで、演説とステージを披露した。
現地時間の14日、ユネスコが「第13回 ユネスコ青少年フォーラム」を開催。SEVENTEENは世界の青少年たちへ、連帯と希望のメッセージを送った。なおS.COUPS(エスクプス)はけがにより活動を中断しているため不参加となり、12人での登壇に。
時間の関係上、この日はスングァン、ジュン、ウジ、ミンギュ、ジョシュア、バーノンの6人が代表して演説した。
スングァンは「私たちの物語が、皆さんと社会変化を作り上げていく旅路の共感と共鳴になることを願っている」と話し、自身の故郷である済州(チェジュ)島について言及。「ユネスコが指定してくれた“世界自然文化遺産”という島で、未来を夢見た小さな少年は今日、こうしてユネスコ本部に立っている」と、演説に深い意味を込めた。
中国語でスピーチを始めたジュンは「私たち一人一人は完璧ではないかもしれないが、13人が集まれば最高のチームになる」と伝え「たとえいま多くの問題と、未来に多くの不確実性があっても、メンバーと一緒なら乗り越えられると信じている」と、チームの強い絆を誇示。
ミンギュは2016年のデビュー記念日に、アフリカのタンザニアへメンバーの名前を付けたヤギ13匹を寄付したと明かす。その後、現地の子どもから「大切に育てます」という手紙と写真を受け取ったと言い「初心を忘れないという思いを新たにした」と伝えた。
SEVENTEENは2022年5月、デビュー7周年を記念してグローバル・ヴィレッジの児童・青少年へ、ユネスコ韓国委員会を通して寄付を実施。これが縁となり同年8月、所属事務所のプレディスエンターテインメントとユネスコ韓国委員会が協力して、世界に教育の重要性を訴える「Going together」キャンペーンを開始した。
そして、このキャンペーンに興味を持ったユネスコ本部が韓国委員会、プレディスに三者協定を提案、今回の青少年フォーラムの講演が実現することとなった。
SEVENTEENによるスペシャルセッションは1時間にわたって行われたが、ユネスコ総会期間中、K-POPアーティストに一つのセッションを丸ごと割り当てたのは、今回が初めてだという。
韓国は1997年から2003年、2005年から2009年、2013年から2017年に続き4度目のユネスコ世界遺産委員国に挑戦、11月末に選出の可否が決定されるため、さらに関心が集まっている。
(よろず~ニュース・椎 美雪)