永谷園のお茶づけ、同じ袋に見えるのに「海苔」味だけプラゴミに分類→紙じゃない理由に「今年イチのへぇ~」
さまざまな味が用意されている「永谷園」のお茶づけ。多くの人に愛されている人気商品のパッケージの違いに関して、ちょっとした“秘密”があることが、X(旧ツイッター)で話題を呼んでいる。
きっかけは、19日に投稿されたとあるユーザーのポスト。「前から不思議やったんやけど…。永谷園のお茶づけの袋、たらこ茶づけは『紙』ゴミでお茶づけ海苔(のり)は『プラ』ゴミなん?どう見ても同じ構造なんやが…」。確かに、ほかの梅干し、さけ、わさびなども紙ゴミで海苔茶づけの小袋だけがプラゴミで分類されている。一体なぜなのか。
この投稿がエゴサーチをしていた永谷園の広報担当者の目に留まり、引用ポストする形で公式X(@nagatanien_jp)が反応した。
「『お茶づけ海苔』だけは細長いあられ(松葉あられ)を使用しているため、あられが内袋を突き破ってしまう可能性があります。その対策として包材の強度を高めるため、プラスチックを他のお茶づけの内袋より多く使用しているので、『お茶づけ海苔』だけプラに分類されるのです」
納得の理由にユーザーからは「今年イチのへぇ~です」「ロジカルで感心した。全て理由があるのね」「確かにお茶漬け海苔だけあられの形違うもんなあ…!」「見えない企業努力ですね」などの反応が寄せられている。
よろず~ニュースの取材に応じた永谷園の広報担当者によると、1952年の発売当時、「海苔」茶づけの小袋はプラゴミでなく、包装技術の向上に伴い現在の形に変わったとのこと。「当時は紙を包材に使用しており、その際に偶然にもあられが吸湿剤の役割を果たしました」と裏話を明かした。
回答した投稿は大反響で、2.4万超のリポスト、6.2万超の「いいね」が寄せられている。担当者は「想定以上の反響になり、社内では周知の事実であっても消費者の皆さまにはまだまだ知られていなかったことに気づかされ、とても勉強になりました。今回の反響をきっかけに、今後も皆さまに商品以外の面でも楽しんでいただけるような発信ができればと考えています」とコメントを寄せた。
(よろず~ニュース・松田 和城)