片岡愛之助、映画の大阪府知事役を現職の吉村知事から「悪役ですやん」とチクリと言われる
「立春歌舞伎特別公演」(2024年2月2日~18日、大阪・大阪松竹座)の記者発表会が26日、大阪市役所で行われ、大阪府の吉村洋文知事(48)、大阪市の横山英幸市長(42)、歌舞伎役者の中村鴈治郎(64)、中村扇雀(62)、片岡愛之助(51)、中村壱太郎(33)、尾上右近(31)が出席した。
愛之助は、演目の一つとして琵琶湖を舞台にした「竹生島遊覧」に絡めて、「琵琶湖というと、やっぱり『琵琶湖より愛を込めて』」と大阪府知事役で出演した公開中の映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」をPR。映画の撮影前に吉村知事と食事をした際に「吉村さんをモデルにしてやります」と伝えたという。
実際に映画を見た吉村知事からは「全然悪役ですやん」とチクリと言われたそうで、会見に同席した吉村知事も「大阪府知事役がもうひどくてね。冷酷無比な感じで出てきて、めちゃくちゃ面白いキャラクターなんですけど現職知事の立場で、あの府知事役を見るのは、ディスり方が面白かったですけど」と苦笑いを浮かべながら「複雑な気持ちであの映画を楽しませてもらいました。大阪府民の皆さんは見るときは心して、寛大な心を持って楽しんでいただけたら」と呼びかけた。
横で聞いていた愛之助は「もう謝罪しかございません。謝っておきます。申し訳ございません」と平謝りすると、吉村知事から「面白い映画です」とやさしくフォローされていた。
「立春歌舞伎特別公演」は2025年大阪・万博開催時に、国内外から多くの来阪者に大阪の文化芸術を楽しんでもらうことを目的として、地域の文化資源の魅力向上や多彩で豊かな大阪の文化芸術の魅力発信を強化する「大阪国際文化芸術プロジェクト」の一環として実施される。
(よろず~ニュース・中江 寿)