吉村知事、万博会場で歌舞伎“公演”プランも「世界に発信できれば」

 「立春歌舞伎特別公演」(2024年2月2日~18日、大阪・大阪松竹座)の記者発表会が26日、大阪市役所で行われ、大阪府の吉村洋文知事(48)、大阪市の横山英幸市長(42)、歌舞伎役者の中村鴈治郎(64)、中村扇雀(62)、片岡愛之助(51)、中村壱太郎(33)、尾上右近(31)が出席した。

 同公演は2025年大阪・万博開催時に、国内外から多くの来阪者に大阪の文化芸術を楽しんでもらうことを目的として、地域の文化資源の魅力向上や多彩で豊かな大阪の文化芸術の魅力発信を強化する「大阪国際文化芸術プロジェクト」の一環として実施される。

 吉村知事は「今回の公演もプロジェクトの一つでありまして、重要な位置づけです。非常に豪華な公演になろうかと思っていまして、私自身も期待をしております。多くの大阪の皆さん、全国の皆さんが期待していると思っています」とPR。「その文化芸術の魅力を、歌舞伎の魅力を、今度は2025年大阪・関西万博で国内外、世界にもどんどん発信していきたいという思いで、今回、オール大阪一丸となって進めていきたいと思います」と万博を見据えていた。

 150~160カ国が参加して、2800万人の来場が予想される万博。会場では歌舞伎を“公演”するプランもあるという。プロジェクトは作成中の段階だが、「歌舞伎であったり、日本の伝統文化であったりを発信できる場面があれば。万博の期間中に万博の会場で、歌舞伎というものを世界に発信できればいいなと思っています」とイメージを膨らませていた。

(よろず~ニュース・中江 寿)

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