「食べる前の期待感と美味しさが5割増し」 お弁当のパッケージに施された“美味しい一工夫”が話題に
お弁当のパッケージにほどこされた美味しい一工夫がSNS上で大きな注目を集めている。
「398円のお弁当だけど、こういうイラストがついてるだけで食べる前の期待感と美味しさが5割増しになる。」と投稿したのは漫画家の宇城はやひろさん(@hayhironau)。
容器を包み紙に中身のイラストがほどこされ、さらに「鮭塩焼き しっかりした味付けでご飯が進む美味しさ」「コロッケ じゃがいもの風味とサクッとしたおいしさ」などと説明が添えられているこのお弁当。スーパーマーケットなどで同様の商品を見かけたことのある人も多いと思うが、たしかに不思議と食欲をそそる一工夫だ。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「これは食べてみたくなりますネ!」
「わかるぅー(*´∀`*)
大体の場合、イラスト通りなのもテンション上がります。」
「共感しかありません 美味しそうですね」
「『丁寧に作られた感』がするからでしょうね」
など数々の共感の声が寄せられている。宇城さんに話を聞いた。
ーーこのお弁当はどちらで購入されましたか?
宇城:小田原市内にあるスーパーマーケットです。
ーーこういったイラストの魅力をお聞かせください。
宇城:ふんわりとした描き方で文字情報を含めて必要最低限な情報しか描かれていないため、それが逆にこのお弁当を買う側の想像力を掻き立てて面白いなと思いました。
ーー実際のお弁当の満足感は?
宇城:質も量も平凡なものではあるんですが、「こういうお弁当でいいんだよ」という平凡さを求める欲求を十分に満足させてくれるお弁当でした。毎日食べてもいいなと思えるような、かなりレベルの高い平凡さだと思います。
ーー投稿の反響へのご感想を。
宇城:元のお弁当のイラストがとても良いと常々思っていたので、今回たくさんの方に反響いただいたことで、自分の感覚が多くの方の感覚に近いものだったことが分かって嬉しいです。
◇ ◇
商品を手にする上でデザイン、イラストの重要さがよくわかる話題だった。この手法を考えついた人に大きな称賛を送りたい。
◆宇城はやひろさんプロフィール
漫画家。まんがタイムきららMAX、近代麻雀などで執筆。現在、週刊碁にて「ゆるみちゃん」、東方外來韋編にて「切れぬ牌などあんまりない!」を連載中。
(よろず~ニュース特約・中将タカノリ)