ASTROムンビンさんの新追悼空間 わずか1日で閉鎖 一部ファンが「寺と利害関係」SNS拡散、事務所は否定
韓国の男性アイドルグループ・ASTRO(アストロ)メンバーで、4月に25歳で急死したムンビンさんの追悼空間について、所属事務所のファンタジオが3日、閉鎖することを発表した。
同社は同日夜、ファンサイトで「アロハ(ファン名称)の皆さんの意見により、善雲寺『月の空間(追悼空間)』を3日夜8時、ただちに閉鎖することを決定した」と発表。「月の空間」は2日、ファンがムンビンさんを追悼するために設けられた場所で、従来は南漢山城(ナムハンサンソン)国庁舎に造成されていたが、最近移転した。
しかし、この知らせを目にした一部のファンは、ファンタジオと善雲寺との関係に対して疑惑を提起し、同所にあるムンビンさんの愛蔵品展示を中止するよう要請。ファンは「ファンタジオはムンビンの追悼空間を、ソウルから4時間以上離れた深い山奥へ移転し、彼の生前愛用していたものを展示すると告知した」と怒りをあらわにし「ファンタジオは、善雲寺と9月に業務提携を締結したからだ」と主張した。
これに対し、同社は「事実ではない内容がSNSで拡散されている」「ファンタジオは善雲寺といかなる種類の協業、協約、契約をしたことはなく、いかなる金銭的利害関係もない」と疑惑を否定。また「『月の空間』を善雲寺に移転することになったのは、冬季訪問客の安全の憂慮とムンビンさんの永久牌安置のためだった。国庁舎が善雲寺に属する寺であったことが縁で、移転の運びとなった」と説明した。
そして「当社スタッフはムンビンさんのことを思いながら、善雲寺で数日かけて手作りで空間をていねいに準備した。そのスタッフたちの気持ちを、どうか歪曲しないでほしい」と嘆願している。
(よろず~ニュース・椎 美雪)