BLACKPINK「完全体での再契約」海外メディアも続々報道 再契約後のニュース第1弾は村上隆とのコラボアート

 BLACKPINKが所属事務所であるYGエンターテインメント(以下、YG)と、完全体で再契約を結んだという報道から一夜明けた4日、そのニュースは海外でも注目を集めたと韓国メディアのスポーツソウルが報じた。

 記事によると、アメリカのCNNが「BLACKPINKは去る8月、YGとの契約が満了したがその後についての発表がなく、ファンは『韓国で最も成功した音楽輸出の一つが、幕を閉じてしまうのか』と不安を抱いていた」「BLACKPINKは2016年にデビューして以降、世界で最も成功したガールズグループとして、その地位を確立した」と絶賛したという。

 またイギリスの公共放送であるBBCは「YGとBLACKPINKの再契約は、今年締結された契約の中で最も収益の高い契約に属する」「これに先立ち、もしBLACKPINKメンバーが契約を更新しなかった場合は、それぞれが個人活動をする中で、日程が許す限りグループとして活動すると伝えられていたが、最終的に完全体で再契約した」と報じ、「ハイファッションのブランドモデルはもちろん、『コーチェラ・フェスティバル』など、グローバルな音楽フェスティバルの主役も務めたほど、20代ながら全員が高い影響力を持っている」とその功績を伝えた。

 ロイター通信は「YGがBLACKPINKメンバーとの再契約を伝え、株価が約3分の1程度上昇した。数カ月もの間、契約に対してさまざまなうわさが浮上し、それがYGのうわさに圧力をかけていた」と報道。

 アメリカの音楽専門誌「Billboard」は「YGがBLACKPINKの4人と契約を更新し、このニュースがYG株価にポジティブな影響を与えた」「9月にはジス、ジェニー、リサの3人がYGを去り1年の半分程度しかグループ活動ができないと韓国で報じられていた」と、スポーツソウルの単独報道を引用しながら、今回の再契約に触れている。

 そしてBLACKPINKが「アメリカ市場に影響を与えた、最も成功したK-POPガールズグループ」と説明し「2022年にリリースしたアルバム『BORN PINK』が“ビルボード200”で1位を記録し、これはK-POPガールズグループでは初の快挙であり、K-POPグループの中では3番目となった」と紹介した。

 そんなBLACKPINKは再契約後、最初に発表した4人での活動は日本の現代美術家、ポップアーティストとして知られる村上隆とのコラボレーション「カプセルコレクション」だ。

 作品は、8日から12月10日まで開催される、アメリカ最大級のアートフェア「アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ」に出展されるといい、村上はBLACKPINKとのコラボレーションのために「パンダカシ」というキャラクターを新たに創造。このキャラクターは、芸術と音楽をリードする人々の出会いを表現するだけでなく、遊び心や職人技、カリスマ性の融合を表しているそうだ。

 全16種のカプセルコレクションは、パーカー3種、ロングスリーブ1種、Tシャツ5種のほか、フラワークッションなどのさまざまなアクセサリーで構成されている。

 YGプラス関係者は「『BORN PINK』で世界を席巻した、K-POPのアイコンBLACKPINKと現代アートの巨匠が出会い、グッズを通して新たな試みを披露するというニュースを知った海外ファンが、すでに熱い反応を見せている」と伝えた。

 これらのグッズは現地時間8日より、NTWRKウェブサイトとアプリで販売される予定だ。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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