元AKB岡田奈々、バッシングで受けた「裏切り」の言葉 曲名に採用した決意「受け止めて進んでいくしかない」
4月にAKB48を卒業した歌手の岡田奈々(26)が12日、神戸市内でよろず~ニュースなどの取材に応じ、ソロデビューアルバム「Asymmetry(アシンメトリー)」に込めた思いなどを語った。
自身の誕生日である11月7日にソロ歌手活動をスタートさせて約1カ月。岡田は「グループを背負う重圧がなくなって『自分自身のために』と考え方が変わった」と明かした。同アルバムでは全収録曲で作詞を担当。「真面目な子と思われて」「真面目じゃないありのままの私を受け止めてよ」など、アイドル時代は内に秘めていた思いを歌詞にぶつけている。
「ファンの方がどう思うかという怖さはあったんですけど、自分にしか書けない歌詞を届けていきたい。ありきたりな前向きな曲を書いても誰にも刺さらないんじゃないかと思って、勇気を出して書くことに決めました」
2012年、オーディションに合格しAKBのメンバーとして活動開始。ストイックに頑張ることが好きだったという岡田を周囲は「真面目」「風紀委員」と称した。しかし「10代のうちに真面目に頑張りすぎて、20歳を超えて本音があふれ出し始めて、真面目なんじゃなくてバカ正直なだけだったと気付いた」と回想。多忙を極める中で「『仕事に行きたくない』って、お酒を飲みながら大号泣していた時期」もあったという。
昨年11月、一部週刊誌による熱愛報道で大きなバッシングを受けた。同アルバムのリード曲「裏切りの優等生」のキーワード“裏切り”は批判のさなか、最も周囲からぶつけられた言葉だったという。そんな言葉をあえて記念すべきソロデビューアルバムに放り込んだ。「人生のターニングポイントだったと思うので、それをなかったことにはしたくない。それを受け止めて進んでいくしかない」と決意の表情で語った。
一方、私生活では大きな変化が生まれた。AKB時代、自宅は寝るだけの場所でカーテンを開くこともほぼなかったというが、今では「朝は絶対カーテンを開けます。日光を浴びたり夜景を見たり」と心境に変化が生まれた。また、2カ月ほど前からトイプードルの男の子を迎え入れ、「世界が明るくなった」と笑顔。酒を飲まない日が多くなり、AKB時代に頻繁に行っていたエゴサーチもほとんどしなくなったという。
来年2月からは全国ツアー「岡田奈々 LIVE TOUR 2024 ~Asymmetry~」も開催予定。「岡田奈々ワールド全開でいきたい。未知のステージなので心を強く持って頑張りたい」と決意をのぞかせた。また、セカンドアルバムも目標のひとつ。デビューアルバムでは、内に秘めた刺激的な言葉をぶつけただけに「今度こそ明るい曲を出したい」と笑った。
(よろず~ニュース・藤丸 紘生)