NMB48渋谷凪咲 涙と笑いの卒業コンサート ダイアン、かまいたち、見取り図も登場“妹分”を祝福

 NMB48・渋谷凪咲(27)が17日、大阪市内の「Asueアリーナ大阪」で卒業コンサート2日目「昨日はごめんなさい!今日こそ皆様へ愛を込めて」を開催した。

 目薬を差してのうそ泣き、大喜利、ドラマや歌番組のパロディーなど、バラエティー色が強かった初日の「こんな卒コン前代未聞!その内容とは?」とは趣向を変えて、“真面目”に進行。渋谷は「昨日は騒がしく、楽しく、払い戻されるんじゃないかと思いましたけど」とジョークを交えながら「今日こそ愛を込めて歌いたいと思います」とコンサートのタイトル通りの全力投球を約束してスタートした。

 卒業シングル「渚サイコー!」収録の渋谷のソロ曲「人生は長いんだ」が流れると、MVに参加したお笑いコンビのダイアン(ユースケ、津田篤宏)、かまいたち(山内健司、濱家隆一)、見取り図(盛山晋太郎、リリー)が登場。一緒に熱唱し“妹分”の卒コンに花を添えた。

 それぞれのコンビにお礼を述べる場面では、かまいたちを前にして「大阪で11年ほど番組で一緒になって…」と当時を思い出して声を詰まらせ、「仕事でも普段でも相談させてもらって…小さいことでも真剣に聞いて下さって…本当に頼りになるお兄さんで」と目を潤ませた。

 ダイアンに順番が回って笑顔に戻ると、津田から「何を笑っとんねん!」と激しいツッコミ。慌てて「番組でいじったりして、嫌われているかと思いましたけど。大好きです!」とフォローを入れていた。見取り図からも「俺たちへのあいさつは薄くないか?」とチクリ。それでも、最後は“兄貴分”から口々に「凪咲、卒業おめでとう!」、「良かったなあ」と祝福されていた。

 また、薮下柊、ユニット「Queentet」メンバーだった吉田朱里、太田夢莉、村瀬紗英ら卒業メンバーも駆けつけ、一緒に思い出の曲を歌った。

 アンコールでは水色のドレスで登場。「こうやってドレスを着ると、ホンマに卒業するんやなと実感しました。NMB48に入って卒業コンサートをして卒業シングルを出せるメンバーななりたいと思って活動しました。夢がかなって幸せでした。NMB48に入って好きな自分になれたと思います。ファンの皆さんやメンバー、関わって下さった皆さんに感謝しています」。感極まり泣きそうになると「ゴイゴイゴイスー!」と絶叫してごまかした。

 「私は夢は願っている人しか、かなわないと思います。みんな夢とか目標を持ち続けて頑張ってください。これからも大好きなNMB48を楽しみにしています。私もすごいかっこいい先輩と思われるように頑張ります」とメンバーにもエール。最後は「渚サイコー!」の曲を歌いながら、乗り物に乗って場内を回り、ファンにお礼を伝えた。メンバーからも次々と涙声で感謝を述べられ、「ビジョビジョや顔。言葉をもらえると思わなかったうれしい」と涙顔。涙と笑いに包まれ卒コンだった。

 渋谷は2012年12月に4期生として加入し、ソロとしてもバラエティーなど幅広く活躍。27日の大阪・NMB48劇場での卒業公演をもって、グループの活動を終了する。

(よろず~ニュース・中江 寿)

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