ガーシー被告“恫喝”スタイルはキャラ作りだった 被告人質問で衝撃告白 借金相手に勧められ断れず

 動画投稿サイトYouTubeで芸能人や会社経営者らを脅迫したとして、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの罪に問われた前参院議員のガーシー被告(52、本名・東谷義和)の第3回公判が21日、東京地裁(佐伯恒治裁判長)であった。

 ガーシー被告は、黒のスーツ、ネクタイ姿で出廷。この日は被告人質問が行われた。暴露系ユーチューバーになった経緯を問われ、借金していた支援者2人から提案されたとし、一度は「やりません」と断ったものの「2人にお金を借りていたのでやることにした。芸能界の闇が深くて、世の中に知らしめたいという気持ちになった」と述べた。

 YouTubeや会員制オンラインサロン・GASYLE(ガシる)、インスタライブなどで関西弁で怒鳴る“恫喝”スタイルを取っていたガーシー被告は、支援者から「怒鳴りながらやってくださいと言われた。正直しんどかった。気持ちと一致していなかった。知人からは『おまえらしくない』と言われた」と、提案されたキャラを演じていたこと主張した。

 ガーシー被告は、2023年1月に、滞在していたドバイの公安警察が来たことを明かし「秘密警察が来て、『行政府からクレームが来ている。配信を止めると守ってあげる』と言われた」とし、配信を停止していたと証言した。

 この日の公判には、一般傍聴席20席の傍聴券を求め207人が列をつくり、倍率は約10倍。高い注目度を示していた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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