ガーシー被告 逮捕されるまで帰国しなかった理由は「懸賞金が懸けられていた」「殺されるより、罪を償おうと」
動画投稿サイトYouTubeで芸能人や会社経営者らを脅迫したとして、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの罪に問われた前参院議員のガーシー被告(52、本名・東谷義和)の第3回公判が21日、東京地裁(佐伯恒治裁判長)であった。
この日は被告人質問が行われ、ガーシー被告は黒髪、黒のスーツ姿で出廷。9月21日に東京拘置所から保釈された際には激やせしていたが「20キロやせたが、4キロ戻った。糖尿病も改善した」と語り、現状を聞かれ「自分の母親と秘書と一緒に住んでいる」と述べた。
6月4日に滞在先のドバイから帰国し、警視庁に逮捕されるまで帰国しなかった理由を問われたガーシー被告は「懸賞金が懸けられていて、帰って来られなかった。名前は差し控えたい」と、ある勢力から“賞金首”になっていたと主張した。
帰国時の一部始終に言及したガーシー被告は「前の日にパジャマで食事に出ようとしたら、地下駐車場でストリートファッションの若者十数人に取り囲まれた。『IDを見せろ』と言われ、誰ですかと聞くと『警察です』と言われ、後ろ手に手錠をかけられて1時間車で走った。砂漠に連れられ、殺されると思った」と生々しく証言した。
ガーシー被告は続けて「帰りたいかと言われ『帰りたくない』と言ったら『国外追放です』と。こんなところで殺されるより、罪を償おうと思った。空港で片道チケットとパスポート、食事のシェイクシャックバーガーを渡された」と、突然の帰国劇に至った経緯を説明した。
(よろず~ニュース・杉田 康人)