「SPY×FAMILY」のコスプレファミリー、コミケで注目「家族で世界に楽しいやカワイイを発信したい」
父と息子、娘の3人でコスプレを楽しむ家族が昨年末のコミックマーケット103(12月30・31日、東京ビッグサイト)で来場者の笑顔を呼んだ。一家で行った人気アニメ「SPY×FAMILY」の登場キャラクター姿に多くのカメラが向けられた。
鉄道整備士の父まっくさんはロイド・フォージャー、幼稚園児の長女るーりーちゃんがアーニャ・フォージャー、小学生で長男のしぇいく君がアーニャの同級生ダミアン・デズモンドのコスプレ姿で登場。今回がコミケ初参加。まっくさんは「こんなに熱気があるイベントだとは思いませんでした。さすが日本が世界に誇るカルチャーのひとつだなと、肌で実感しました。コスプレする方もすごい工夫や努力をしていて、見習うところがあり、いい刺激をたくさんいただきました!」と振り返った。家族そろってのコスプレは珍しいという。会場ではフォージャー家の飼い犬ボンド姿のコスプレイヤーとのコラボ撮影も実現した。
コスプレ歴は約1年。アニメを見始めて少しした頃、「アーニャのフィギュアがほしい!」という声が家族で上がり、秋葉原や池袋を探したが見つからなかった。まっくさんは「ないなら自分たちでなるしかない!アーニャちゃんと娘の年齢が近い事もあって娘もやる気になりました。これがコスプレを始めるきっかけです。娘がアーニャをするならと言うことで、同じタイミングで息子もダミアンのコスプレをする事になりました」と経緯を説明した。
コスプレ対象は「SPY×FAMILY」のみ。「家族でするならちょうど良いんですよね。小さい子から大人、外国人旅行客にいたるまで作品が認知されているので、街中で『アーニャ!』『かわいいー!』『Soooocute!』って言われて、父は悦に入ってます」と笑った。
まっくさんは4人家族。ヨル・フォージャーの期待がかかる妻は、コスプレへの参加には拒否反応を示すものの、アニメや漫画、ボカロ好きということで活動には寛容だという。「娘と同じくらいの年齢で活動してる子とも繋がれて、より楽しくイベントに参加したくなったみたいです!友達ができて私としても嬉しいです。また、外国人から写真を撮っていいか?と英語で話しかけられることが多くなりましたが、英語があまり話せなくても、簡単なやりとりくらいならできることが分かったことも大きな気づきでした」と楽しそうに語った。
その一方で「コスプレはこだわるとお金がかなりかかることが分かりました」と厳しい現実にも直面。それでも「今は『SPY×FAMILY』しか考えてないですが余裕ができたら他のコスプレもしてみたです」と意欲十分で「アーニャの『天使&悪魔』コスプレなどにも家族で楽しみながら挑戦したいと考えてます。私はメイクなどをしたことがないので、今年はお化粧を覚えて更にクオリティをあげていくことや、YouTubeやTikTokを使って家族で世界に楽しいやカワイイといったことを発信していきたいです。人生は一度きり。一度きりの人生多いに楽しんでいきましょう!」と、呼びかけるように意気込みを示していた。
(よろず~ニュース・山本 鋼平)