ゲームセンターで景品を「袋にお入れしましょうか？」。店員に聞かれ何げなく断ってしまった結果が「これは後悔しますね」と大反響を集めている。

　今月5日、家族4人で近所のショッピングモールに行ったという、ばきん（@tBAKIN）さん。昼食後に立ち寄ったゲームセンターのクレーンゲームで見事にお目当ての景品を手に入れたのだが…。

　話題を呼んでいるのは、自身のX（旧ツイッター）に「袋いりませんって言った事後悔してる」とつづり投稿した写真。小脇に抱えているのは、クレーンゲームで手に入れた鯛型のクッション。一瞬、本物かと疑うほど妙に再現度の高い造形もさることながら、その大きさが半端ではない。なんと全長90センチという絶対に袋に入れるべきサイズだ。

　投稿には7日時点で16万件超えのいいねが寄せられた。反響の中には「これは後悔しますね」「あるある、つい習慣で要りませんって言うけど、やっぱりもらうべきだったってこと」と共感する声や、小脇に抱えた姿に「リアル恵比寿様」「恵比寿様じゃん、ありがたやありがたや」「釣りざお持ってほしい」などありがたがる声も多く集まった。

　ばきんさんに聞けば、袋に入れるチャンスはあったのだが、何げない返答で逃してしまったという。

　夫と協力しながら鯛型のクッションを獲得した直後、店員から「袋にお入れしましょうか？」との声がけ。しかし「駐車場までの間だしと思って、深く考えずに『いいですよ～』とにこやかにお断りしてしまいました」と痛恨のミス。「やっぱりデカいし恥ずかしいかも」と我に返ったが「一度断った手前『やっぱり下さい』とは言いづらくて」と小脇に抱えることになったという。

　誰が小脇に抱えるか家族内で押しつけ合った結果、大半の時間はばきんさんが抱えることに。すぐに駐車場まで戻りたいところだったが、モール内の手芸屋に寄ってしまい、約1時間は“恵比寿様状態”が続いた。

　幸いにも正月明けで人は少なく「周囲の人にはあまりジロジロ見られる事はなかった」と胸をなで下ろしたが、手芸屋で会計する際に「（クレーンゲームで）取られたんですか？」と聞かれ「少し恥ずかしかったです」と明かした。

　なお、鯛型クッションは現在、愛猫に取られないようにリビング横の部屋に隠しており、使える頃合いを見計らっているという。

（よろず～ニュース・藤丸 紘生）