西川貴教 20年ぶり完全新作「ガンダムSEED FREEDOM」に大感激、小室哲哉と主題歌タッグにしみじみ
ミュージシャンの西川貴教が10日、東京・丸の内ピカデリーで劇場版アニメ「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の完成報告会見イベントに参加。続編の制作が公になってから18年が経過しての完成に「やるのか、やらないのか、忘れているのか…と言い続けてきました。感無量です」と感激を口にした。
西川はT.M.Revolutionとして2002年放送開始の「機動戦士ガンダムSEED」のオープニング曲「INVOKE(インヴォーク)」、2004年放送開始の続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のオープニング曲「ignited -イグナイテッド-」を歌唱。新作では小室哲哉と組んだ主題歌「FREEDOM」を歌い上げた。
テレビ放送時は主人公キラ・ヤマトの号泣シーンをモノマネしていたといい「あれは良かった。どこでもウケました」と回想。今作を「SEED、DESTINY、FREEDOMがほどなく続いているよう。キャストの芝居が若々しい。大御所になった鈴村(健一)さん(が演じるシン・アスカ)にはちゃんとイライラする。年の時間が縮まり、続けて見ているみたいで感動しました」と感想を語った。
小室哲哉との主題歌については「僕自身にとってT.M.Revolutionの元はTM NETWORK。時代を超えた作品を届けたいという思いを楽曲に込めました」と語った。T.M.Revolutionをプロデュースした浅倉大介と小室哲哉が、TM NETWORKを通じて深い縁があったことを踏まえて、歴史の重みに感慨深げな表情を浮かべていた。
今作は「SEED」「DESTINY」から約20年を経て、完全新作として復活。キラ・ヤマト役の保志総一郎、ラクス・クライン役の田中理恵、シン・アスカ役の鈴村健一ら大半の主要キャラクターはオリジナル声優が継続して起用された。
田中は「絶対に感動して泣くと思ったが、ティッシュが足りないくらいだった。涙腺が崩壊しました」と語り、鈴村は「SEED、DESTINYのどちらのファンも大丈夫です。全部入っている。20年待っていたものがあった」と話し、福田己津央監督は「シンは活躍しますよ。シンは子どものように思われていたが、そうではない。復讐の鬼ではない。根は素直でかわいいんです」と楽しそうに語った。最後に保志が「200年近く待ち続けていたものが完成した。僕自身が待ち望んでいたこの喜びを、皆と共有したい」と鑑賞を呼びかけた。
(よろず~ニュース・山本 鋼平)