アン王女、チャールズ国王戴冠式の軍服姿がフェンディの最新メンズコレクションに影響
英王室のアン王女(73)が、イタリアのファッションブランド、フェンディに思いがけないインスピレーションを与えていたようだ。質素で実直なファッションを好むアン王女は昨年、兄であるチャールズ国王の戴冠式に軍服姿で挑み、「私の服装の問題を解決してくれるから」と明かしていた。そして今回、フェンディは最新メンズウェア・コレクションの着想源としてアン王女を挙げている。
デザイナーのシルヴィア・ヴェントゥリーニ・フェンディは、戴冠式で王女がベルベットのマントと羽のついた帽子を身に着けていた姿に触発されたとして、「アン王女は世界で最もエレガントな女性です」「昨年の戴冠式でアン王女の軍服姿を見たとき、とても美しいと感じました」「なので、『メンズ・コレクションにおいて、ひらめきを得よう』と思ったのです」とガーディアン紙に語った。
フェンディの『タウン・アンド・カントリー』と題された2024-25年秋冬コレクションは、2022年にアン王女の母親であるエリザベス女王が96歳で崩御されたスコットランドのバルモラル邸などの湿地帯で、雨の多い冬に着る伝統的なロイヤルウェアを参考にデザインされた。
コレクションには、オーバーサイズのバブアースタイルのパーカーやダークグリーンのセーター、レザーの長靴、暴風雨帽、タータンチェックのスカート、スコート、キルトなどが含まれる。
そんなアン王女は先週スリランカを訪れた際に、2012年ロンドンオリンピックの英国自転車競技チームから贈られたアディダスのサングラスをかけていたが、その姿に英ブランド「ステラ・マッカートニー」がデザインのインスピレーションを受けたと噂されている。
一方、アン王女は安価な大量生産のファストファッションを非難しており、ある繊維工場を訪れた際には 「どれだけの量が埋立地行きになるのか、考えてみてください」と語っていたことがある。
(BANG Media International/よろず~ニュース)