歴代全エンタ-テイナーで達成わずか19人!エルトン・ジョンが快挙「EGOT」の仲間入り

 歌手のエルトン・ジョン(76)が、エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞(オスカー)、トニー賞全受賞の「EGOT」を達成した。15日に初めてのエミー賞を受賞し、4賞を制覇したエルトン、歴代19人目の快挙となった。 、

 第75回プライムタイム・エミー賞で、ディズニープラスの特番『エルトン・ジョン・ライヴ:Farewell from Dodger Stadium』でバラエティ・スペシャル部門作品賞(ライブ)を受賞したエルトンは、膝の怪我のため会場となったロサンゼルスのピーコック・シアターでの受賞は叶わなかった。それでも「非常に謙虚な気持ちで今夜、とてつもない才能に溢れたグループであるEGOTの仲間入りをさせていただきます」「ここまでの道のりは、情熱、献身、そして世界中にいる私のファンの絶え間ないサポートにあふれたものでした」と声明を発表した。

 そしてエルトンはキャリアを通して応援してくれた全ての人に感謝。「今夜は、この芸術の力、そしてそれが私たちの生活にもたらす喜びの証明です」「キャリアを通して私を支えてくれた全ての人にありがとうございます。感謝してもしきれません」と続けた。

 会場ではエルトンに代わって、『エルトン・ジョン・ライヴ』のエグゼクティブプロデューサーであるベン・ウィンストンが同賞を受け取りスピーチ。「エルトンの北米での最後のショーですし、この番組が歴史的なものになることは十分理解していました」「しかし、私たち全員の人生のサウンドトラックを創り上げ、素晴らしい社会貢献をし、私たち全員のヒーローある1人の人間の受賞により 歴史的なものになることは予想していませんでした。彼がEGOTを達成することになるとは思っていなかったのです」と語った。

 同式典に出席していたエルトンの夫デヴィッド・ファーニッシュは、「彼とフェイスタイムをしました。真夜中に起こしたんです」「彼はイギリスに戻っていて、左の膝の置換をしました。どれだけのピアノから飛んだかを知っていれば驚くことじゃないですが」と話した。受賞を知ったエルトンのリアクションについては「叫び声を上げていました。『イエス!』って感じだったんです。本当に喜び、恐縮していました。『才能豊かで尊敬される仲間たちの中に入れた僕はラッキーだ』と」と明かした。

 エルトンは1994年公開の映画『ライオン・キング』の『愛を感じて』でアカデミー賞の歌曲賞、2019年公開の自伝映画『ロケットマン』の『(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン』で同賞を再び受賞している。

 そして2000年にはミュージカル『アイーダ』でトニー賞のオリジナル楽曲賞を、こちらも「EGOT」を達成しているティム・ライスと共に受賞、同ミュージカルの楽曲は2001年のグラミー賞で最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞にも輝いていた。エルトンは同賞を含めグラミー賞を6度受賞している。

 過去の「EGOT」の達成者は、ジョン・レジェンド、ジェニファー・ハドソン、ヴィオラ・デイヴィス、アンドリュー・ロイド・ウェバー、メル・ブルックス、オードリー・ヘップバーン、そして1962年に初めて達成したリチャード・ロジャースらがいる。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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