「確定申告」失敗や間違え1位は「申告漏れ」、「ふるさと納税」関連も目立つ 申告経験者は4割超
2023年分の所得税の確定申告期間は、2024年2月16日から2024年3月15日まで。申告に頭を悩ます人も多いことでしょう。YouTubeチャンネル『脱・税理士スガワラくん』を運営する税理士の菅原由一氏がこのほど、20歳以上70歳未満の有職男女全国2000人を対象に行った「確定申告」についてのアンケート結果を公表した。
「確定申告の経験はあるか?また、今年は確定申告をするか?」では、4割超の人(42.9%)が「確定申告の経験があり、今年もする」(42.9%)と回答。以下「確定申告の経験はなく、今年もしない」(25.8%)、「確定申告の経験はあるが、今年はしない」(17.9%)、「確定申告の経験はないが、今年はする」(4.1%)だった。
「確定申告の経験がある」または「今年する」と回答した1295人に「これらの確定申告をしたこと、またはする予定はあるか?」聞いたところ、「医療費控除」(36.6%)と「ふるさと納税」(31.7%)がそれぞれ3割以上だった。また、昨今は副業ブームと言われているが、「(経費・住民税など)副業関連」は1割程度(10.2%)となった。
「今年確定申告をする」と回答した938人に「2023年分の確定申告はいつする予定か?」と聞くと、「2024年2月29日まで」(40.3%)と「2024年3月15日まで」(30.4%)が多く、7割の人が確定申告期間中に申告予定であり、「既に申告済み」は1割超(14.5%)、「2024年3月16日以降」はわずか2.5%だった。
「確定申告の経験がある」と回答した1214人に「今までに確定申告で失敗した・間違えたことはあるか?」聞いたところ、「ある」(22.2%)、「ない」(77.8%)となった。
「ある」と回答した269人に聞いた「どのような失敗や間違えをしたのか?」の中で最も多かったのは「確定申告漏れ」(38.3%)で、「ふるさと納税の『ワンストップ特例』無効」(25.3%)、「ふるさと納税の限度額越え」(24.2%)など、ふるさと納税関連も目立った。また、「住民税の金額で会社に副業がバレた」も5.2%あった。
◆「脱・税理士スガワラくん 調べ」
(よろず~ニュース調査班)