「国民的おばあちゃん」86歳キム・ヨンオク、飲酒運転事故に遭い下半身不随となった孫を8年間介護中と告白
ドラマ「海街チャチャチャ」や「智異山」「キング・ザ・ランド」など数多くのドラマに出演し、韓国の“国民的おばあちゃん”として知られるキム・ヨンオク(86)が、飲酒運転の車にはねられ下半身不随になった孫を介護している事実を明かした。
今年でデビュー67年目を迎え、韓国の現役最高齢女優として知られるキム・ヨンオクが6日、チャンネルA「オ・ウンヨンのゴールデンクリニック」(原題)にゲスト出演。自身を「ワーカホリック」と表現しながら「55歳くらいで引退すると思っていたが、引退どころか休む間もなく67年走り続けた」「隠れた私の欲望であり、恥部だ」と言い、終わりのない欲望に対する悩みを打ち明けた。
そして「2015年に孫(当時27歳)が飲酒運転の車にはねられ、下半身不随になってしまった。私が世話をしている」と明かし「本当に恨めしい。(加害者が)無免許で他人名義の車に酩酊状態で乗車して、タクシーを捕まえようとしていた孫に向かって突っ込んで来た。昏睡状態になり、危うく死ぬところだった」と、スタジオを悲しみに包んだ。
そんな孫は「他の言葉は言わないのに『おばあちゃんの料理はおいしい』とだけ言ってくれる」と言い、キム・ヨンオクは「その言葉が胸を痛ませて、ずっと働いている」「愛があるから(面倒を)見られる。孫じゃなかったら無理なこと。でも私はこの先、そう長くは見てあげられないと思う。だからつい私がやってあげたくなって、(仕事と介護にはさまれ)自分で自分を困らせてしまう」と本音を告白するのだった。
(よろず~ニュース・椎 美雪)