車いす芸人のホーキング青山さん死去 50歳 北野武監督の映画「首」にも出演
電動車いすに乗ったお笑い芸人のホーキング青山さん(本名・青山世多加)が、2023年12月12日に都内の病院で死去していたことが9日、分かった。50歳だった。所属事務所が同日、発表した。死因は明らかにされていない。
所属事務所は、フェイスブックで「生前応援してくださったファンの皆様や関係者の実アン様にこのようなご報告を差し上げることは大変残念でなりません。通夜及び葬儀はご遺族の意向により近親者のみで執り行いました。深い悲しみゆえご通知が遅れましたことお赦しください」と、青山さんの急逝を報告した。
青山さんは先天性多発性関節拘縮症(こうしゅくしょう)で、生まれつき両手両足が不自由だった。1994年(平成6)に、大川興業からデビュー。芸名を「車いすの物理学者」故スティーブン・ホーキング博士からとり、身体障害者のお笑い芸人として活躍した。
北野武監督の映画「首」にも出演。舞台などにも精力的に立ち、自身のYouTubeチャンネルは11月25日の配信が最後となった。
(よろず~ニュース編集部)