使う予定のない「未使用マスク」20~30代だけで約9.6億枚と算出 マスク離れ、愛用マスクの固定化が背景に

 コロナ禍で一気に需要が高まったマスクだが、昨年3月に着用が個人の判断に委ねられたことで「マスク離れ」が加速。その結果、使う予定がない未使用マスクが家に大量にあるという人も多いのでは。

 サン・スマイル社がこのほど、全国の20~30代を対象に行ったアンケートによれば、2人に1人が埋蔵マスク(使用される予定のない、未使用のマスク)を保持しており、平均枚数は1人当たり74枚。日本の埋蔵マスク数は20~30代だけでも約9.6億枚にのぼる計算となることが明らかになった。

 同社が20~30代男女6630人に調査した結果、49.1%が埋蔵マスクを保持。また、マスクをつける習慣がある20~30代男女538人に余ったマスクの枚数を聞くと、1人当たり平均74枚という結果になった。

 これらを踏まえ、全国の20~30代の49.1%が埋蔵マスクを保持し、その平均が74枚とすると、日本の埋蔵マスク数は20~30代だけで約9.6億枚にのぼることが明らかになった。(日本の20~30代人口:2633万3000人で算出)

 未使用マスクが残ってしまった要因では「コロナ禍で大量に購入したものが余っているため」(58.4%)が最多で、「気に入ったデザインや機能のマスクができ、未使用のマスクを使用しなくなったため」(37.0%)が続いた。コロナ明けのマスク離れに加えて、愛用マスクの固定化も主な要因にあがった。

(よろず~ニュース調査班)

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