「カモネギ」ならぬ「カニワカメ」? 人間に果敢にも挑んだカニの行く末に、6万超いいねの大反響
「鴨がネギを背負ってくる」。相手の行動が自分の思惑通りにいく、都合が良いことを意味する言葉だが、あなたは実際にそんな場面に出くわしたことはあるだろうか?SNS上で、そんな「カモネギ」な体験をした人の投稿が反響を呼んでいる。
話題を呼んでいるのは11日に猫ひさしさん(nekohisashi919)が、「離さないキミが悪いんだからな…」と自身のX(旧ツイッター)に投稿した4枚の画像。投稿主と海藻の取り合いを演じていたカニが、その海藻と一緒においしそうなゆでカニになって食卓に並んでしまっている。まさに“カモネギ”な状況だ。
猫ひさしさんは10日の夜、ワカメ(メカブ)を食べようと思い立ち、海へ採取に向かった。すると30センチほどの大きなイシガニを発見し、家族に見せるために同じ入れ物にイン。帰り際にメカブを洗ってから持ち帰ろうとしたところ、イシガニがメカブから離れようとしなかったため、「離さないキミが悪い」とそのまま一緒に持ち帰って調理したという。
投稿は大反響で、12日までに6・2万件もの「いいね」が寄せられた。「お味噌汁になってしまった」、「自ら食されることを望んだカニ。美味しそう」と味を想像する人や、「一番怖いのは人間だ…」、「お前もまさしく、強敵(とも)だった…」「命をかけた勝負だったんですね」、「一緒にいられて照れてるのか、赤くなっててかわいい…」となぜかカニ側の目線でコメントする人もいた。
そんな「カニワカメ」な体験した猫ひさしさん。ちなみに12日には投稿で「とても甘みがあり美味しかったです」とし、お味の方もよろしかったようだ。ただ「私もカモネギを…」と思い立った人は注意が必要。「場所によっては生き物に漁業権がかかっている場合もあります(ワカメやヒジキなどの海藻類、ナマコ、タコ、貝類等)」と猫ひさしさん。採取の前にはよく確認することが大切だ。
(よろず~ニュース・髙石 航平)