維新・馬場代表 立民、国民とのトリガー協議入りを否定「終わった話」「今さら…ナンセンス」
日本維新の会の馬場伸幸代表(59)が15日、国会内での会見で、価格高騰時のガソリン税の一部を軽減する「トリガー条項」の凍結解除について「今さら3党が固まって(与党に)協議を申し込んでいくということは非常にナンセンスだと思っています」と述べ、立憲民主党、国民民主党との協議入りを否定した。
馬場氏は、立憲民主党の泉健太代表(49)から数日前、トリガー条項について見解を求められたとして「あまりにも時間が経過しすぎて、国民民主党と政府与党側との交渉の経緯というのもある。今さらこれを与党側に突きつけていくというのは、非常にナンセンスではないでしょうかということを申し上げた」と明かした。
国民民主が自民党、公明党と行っていたトリガー協議から離脱したことを挙げ「話はすでに終わっているんです。終わった話を、寝た子を起こして、3党だからもう一度話を聞け、ということは自公側にも受け入れがたい。国民民主党のメンツはどうなるんだということもあります」と説明した。
馬場氏は「トリガー条項ではなく(ガソリン税の)暫定税率の廃止というものの方が、よりエンドユーザーである国民の皆様方に効果的であるという判断に至った。日本維新の会の考え方としては、暫定税率廃止ということで訴えていきたい」と強調した。
泉氏によると、国民民主の玉木雄一郎代表(54)は13日、今週にも泉氏と予定していたトリガー協議の見送りを泉氏に伝達。玉木氏は、日本維新の会との調整の必要があるとした。
馬場氏は、記者団から暫定税率の廃止で国民民主と強調する可能性を問われたが「国民民主党から暫定税率で、強調しましょうという申し出は私のところにはありません」と述べた。
(よろず~ニュース・杉田 康人)