JOY、入院して成人式に参加できなかった!国によって習慣いろいろ 映画「18歳のおとなたち」トーク

 タレントのJOYや、元TBSアナウンサーの国山ハセンらが16日、映画「18歳のおとなたち」全国公開を記念して開催された異文化交流イベントに登壇し、さまざまな国の文化についてトークを展開した。

 映画「18歳のおとなたち」は、2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げられ、大人と子どもの狭間で不安を抱え葛藤する若者たちを「エンターテインメントを通して応援したい!」という思いから始まったプロジェクトにより、実話をもとに制作された映画だ。

 JOYと本作のプロデューサーである木谷真規が司会進行を担い、登壇者にはイラクにルーツを持つ国山をはじめ、アメリカ人と日本人のハーフで「あさイチ」でも知られる副島淳、オランダ出身のユーチューバーで、SNSの総フォロワー数が280万人を超えているというエラ・フレイヤ、日本・イタリア・ブラジルの血を受け継いだ国際派の歌手・モデルの當間ローズ、イタリアの有名人気コスプレイヤー・ユリコタイガー、「18歳のおとなたち」で主題歌を担当した、歌手のサブリナが並んだ。

 まずはそれぞれが映画を観た感想を述べたのだが、全員が「感動した」と声をそろえた。サブリナは、実際に撮影現場を見学したと言い「演技の迫力に圧倒されて、その場で泣いてしまいました」とエピソードを明かした。

 また「各国では何歳から成人か」というテーマでは、エラ・フレイヤが「制度が変わる前は、喫煙と飲酒が16歳からOKでした」と言い「高校の校庭に、喫煙所がありました」と場内を驚かせる。

 それぞれの国の成人式について聞かれると、フィリピン人の母を持つサブリナは「18歳の誕生日に、豪華な式場で大規模なパーティーを開催します」「18人の男性が主役の前にバラを1本ずつ持って並んで、全員とダンスをしたら最後に父親と踊ります」と説明。JOYは「照れ屋にとっては大変なイベントですね」と想像をふくらませた。

 続いて當間ローズが「ブラジルは昔の風習の名残りで、15歳になると大きなパーティーが開かれます。社交界のような感じです」と伝え、ユリコタイガーは「成人になると家族でお祝いをするんですが、私はアニソンパーティーをやりました」と一風変わった内容で笑わせた。

 そんな中、日本で生まれ育ったJOYが成人式の思い出を聞かれると「前日に虫垂炎になって、入院中だった」という悲しいエピソードを明かすのだった。

 「大人になったらなりたい職業」世界ランキングトップ20では、国山が「かつては上位にあったのに」というスポーツ選手がランク外であることに驚きを見せた。そしてシンガーが9位にあることを受け、JOYが「ここで歌って、もっとランキングを上げましょうよ!」とサブリナに言い、映画主題歌「ぎんいろをふりまきながら」を歌唱、美声を響かせた。

 イベントの最後に、国山が「アナウンサーだった当時、成人年齢が18歳に引き下げられるニュースを自身の口から伝えましたが、当事者は実感としてとらえるのが難しいのではと思いました。それを“映画”というエンタメツールで考える機会が持てるのは、とても良いことだと思いました」と言い、副島は「大人であれば、誰もが18歳を経験している分、感情移入がしやすいと思います。そして大人への道のりがとてもすばらしく表現されているので、これから18歳になる人もきっと楽しめる作品だと思います」と、作品をアピールした。

 映画「18歳のおとなたち」は、3月1日より全国で公開される。

「18歳のおとなたち」

2024年3月1日(金)TOHO シネマズ 新宿 ほか全国公開

 ケンカに明け暮れ、少年院にまで入っていた成田誠は(兵頭功海)、やることもなく、女手一つで育ててくれた母とケンカして以来、家にも帰っていない。

 そんな誠の前に現れた教育委員会の職員・山田菜摘(久田莉子)。菜摘は誠に「成人式の実行委員になってほしい」と言う。最初は断る誠だったが、小学生の頃の夢を思い出し「映画を作れるなら」と実行委員を承諾する。

 ひきこもりのカケル(黒田昊夢)、インフルエンサーのスイ(三原羽衣)ら同級生とともに、勢いだけで素人集団の映画制作に乗り出すのだが…。

 親とのすれ違い、友人との確執など、それぞれが抱える問題に向き合いながら大人と子どもの狭間で揺れ動く新成人たち。

 果たして、無事に成人式で映画を上映することができるのか-!?

[出演]

兵頭功海 三原羽衣 黒田昊夢 久田莉子

黒田アーサー 金子みひろ 阿部亮平 デビット伊東

奥野太陽 東瑞輝 上野山夢輝(子役) 長谷川晏(子役)

中島知子 雛形あきこ

監督・編集:佐藤周

脚本:磐木大

製作:千田幸博

プロデューサー:木谷真規

撮影:安岡洋史  照明:目黒裕太郎      録音:黒沢秋    美術:東京美工

装飾:今泉直人  スタイリスト:石橋万里  ヘアメイク:董冰 助監督:土山晃憲

協力プロデューサー:ワダシンスケ     キャスティング:吉澤豪起   唐松公次

AP:髙橋亜美   制作担当:渡辺亮太   制作進行:岡田義生  デザイン:泉智尋

美術協力:片山くるみ   音響効果:伊藤誠   劇伴:吉村彰一

ポストプロダクションプロデューサー:稲村剛義

宣伝プロモーション:橋加那子 西村雄大  渡邊彩那

宣伝協力:髙木真寿美 配給協力:山口和浩 金野祥子

音楽:四月の魚

主題歌「ぎんいろをふりまきながら」(作詞:福留瞬 作曲:吉村彰一 歌:サブリナ)

企画制作:エクセリング

宣伝配給:レイワジャパン

配給協力:Santa Barbara Pictures

 ©ゴールデンシネマ

2023/日本/88分/カラー/ビスタサイズ/2KDCP/ステレオ

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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