ちゃんよた「名誉なことだと思う」奪冠ならずも後楽園ホールでインパクト残す【スターダム】

 スターダムの後楽園ホール大会が17日に行われ、NEW BLOODタッグ選手権試合は王者の羽南&飯田沙耶組が桜井まい&ちゃんよた組を退け、2度目の防衛に成功した。飯田がちゃんよたに18分54秒、達者でな!からの片エビ固めで3カウントを奪った。

 セクシー女優、筋肉系YouTuberの顔も持つちゃんよたが、プロレスラーとしての輝きを放った。スターダム随一の筋肉美を誇る飯田との激突では、交互にラリアットを打ち、顔を張り、一歩も引かない肉弾戦を展開。鈍い音を立てたヘッドバッドでは飯田の額に大きなたんこぶをつくり勝機を見いだそうとしたが、最後はキン肉バスターの形からの旋回式ドライバーで力尽きた。

 リングマイクで飯田は息も絶え絶えに「想像以上に手ごわかった。やっぱり筋肉は裏切らねぇよな!テメエ、頭、鍛え過ぎだろ。頭鍛え直してくるわ」とちゃんよたの力量を認めた。桜井を狙った羽南は「今日の桜井はめちゃくちゃ良かったよ。色々あるけど、超貴婦人じゃないおまえの方が好き。またバチバチやろう。楽しかった」と話し、桜井は「ちょっと泣かせること言わないでよ!私も久々にこうやって貴婦人を置いてきて桜井まいとして試合ができて楽しかった。また必ず戦いましょう。その時はわたくしが勝って差し上げますわ」と、即座に超貴婦人に戻っていたものの、心が通じ合った様子だった。

 リング上ではマイクを握らなかったちゃんよた。それでも引き上げる際は「よく頑張った」と客席から声援、温かい拍手を受けた。PPPTOKYOに所属しており、業界トップ団体のタイトル戦を後楽園ホールで迎えた意義は大きい。「負けてしまってごめんなさい。でもこうやって後楽園の舞台で、NEW BLOODじゃない、スターダムの本戦で戦うことができて名誉なことだと思う。一緒に戦ってくれてありがとう」と桜井への感謝を口にした。桜井からは「負けたからには、また挑戦して今度はベルトをつかみましょう」と再起を促されていた。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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