鳥山さんと親交40年 プラモ会社社長、年明けに会う約束果たせず無念 キャラデザイン、アトリエ訪問も
愛知・豊橋市のプラモデルメーカー「ファインモールド」代表取締役・鈴木邦宏氏が8日、同社の公式SNSに文書を掲載し、68歳で急死していたことが明らかになった漫画家・鳥山明さんを悼んだ。
「鳥山明先生のご逝去に際して」と題した文書の全文は以下の通り。
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鳥山先生ご逝去の報に接し、とても残念でなりません。謹んでお悔やみ申し上げます。
模型を通じて40年以上もお付き合いいただき、私が独立するきっかけとなった「個人によるプラモデル開発販売」のオリジナルキャラクター、その後に会社を起こした駆け出しの頃に会社のロゴ、マスコットキャラクター、そして再度プラモデルとして複数のオリジナルキャラを描いていただき、多くのご支援を賜ってまいりました。
折に触れ、弊社の新製品プラモデルを手土産としてアトリエにお邪魔していました。コロナ禍でなかなかお目にかかれないところでしたが、近いうちにお会いしましょうと今年の頭にメールを交換していたのですが…
自分の人生に大きく関わっていただいた方の、突然の訃報にただただ驚くばかりです。
先生のご冥福をお祈り申し上げます。
有限会社ファインモールド
代表取締役 鈴木 邦宏
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「ファインモールド」はミリタリーものを中心としたプラモデルメーカー。旧日本軍車両・航空機の模型設計には戦前の原図などを参考にするなど、徹底した検証を実施して製作するこだわりがある。
(よろず~ニュース編集部)