人気アイドルから転身、声優の来栖りん 新作写真集に手応え「私をもっと好きになっていただけたら」
アイドルグループ・26時のマスカレイド解散後に声優・アーティスト活動を本格化させた来栖りん(23)が17日、自身2作目の写真集「step by step」(KADOKAWA)の発売記念記念イベントを行い、開始前に取材に応じた。
4年ぶり2作目の写真集は「ホームステイ」をテーマに台湾で撮影。「家族もすごく喜んでくれました。紙として手元に残せる形で出させていただけたことがすごくうれしい」と喜び、タイトルについては「以前はアイドル活動をさせていただいていた。これから心機一転、新しい場所で頑張っていく、右も左もわからない状態からスタートして、一歩一歩ちゃんと踏みしめながら、いろんな方と力を合わせて進んでいきたいなという思いを込めました」と語った。
「制コレ18」グランプリに輝いただけに、表紙では現役感抜群の黄色い制服姿を披露。昨年のMVで制服姿でのダンスを披露し「それを見たスタッフさんが『別のところでも着たほうがいい』とゴリ押ししてくださった」と経緯を明かし、「制服を何歳まで着られるかはちょっと分かりませんが、タイムスリップをしたみたいな感覚になれて、すごくうれしかった」と振り返った。
学校での撮影は授業中に行われた。来栖は「校庭のど真ん中で撮影をしていたので目立ったみたいで、校舎のいろんな窓から現地の生徒さんが出てきて手を振ってくださったのが楽しかったし、印象に残っています」と笑った。
22年11月に新天地に挑んだ来栖。それ以前から声優の水瀬いのりに憧れ、グッズを購入し、出演作を鑑賞していた。ファンを通じて来栖のことを知り、ラジオで取り上げた水瀬とは、転身後は直接会う機会もできた。「声優の世界に入って一年ということで、いろんな方を近くで見て学ばせていただいたり、いろんな壁にぶつかったりしながら頑張らせていただいている」と話し、課題を「声の印象から年齢を下に感じられてしまうことが多い」と打ち明けた。「幼いキャラクターは表現しやすいんですが、自分と同じ年齢や少し上の年齢のキャラクターを演じるときには『ちょっと幼く感じる』と指摘されることがあるので、自分の中の引き出しをもっと増やしていきたい」と意気込んだ。
アイドルを題材にした人気アニメも多い。感想を求められた来栖は「アニメーションとしてアイドルのキラキラした感じが表現されているのを見ると、経験してきたからこその視点で、こう見えていたんだな、とか客観的に昔の自分を見ることもできてすごく面白いです」と語っていた。
自己採点を100点とした来栖。最後に「最近知ってくださった方には『来栖りんってこんな人です』ということを知っていただけるようなものになっているかなと思いますし、以前から応援してくださっていたファンの方には『変わってないな』『こういうところが大人になったね』と近しい目線で楽しんでいただけるような写真集。私をもっと好きになっていただけるような一冊になっていたらいいな」と呼びかけた。
(よろず~ニュース編集部)