鳩山元首相、戦闘機輸出解禁の閣議決定に苦言「武器で戦うは心の弱者だ」、「対話による紛争解決」を主張

 鳩山由紀夫元首相が28日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。政府が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機の第三国輸出を解禁する方針を26日に閣議決定したことを受け、「武器で戦うは心の弱者だ」と苦言を呈し、「対話による紛争解決」の必要性を訴えた。

 鳩山氏は27日付のX投稿で「政府は遂に弾薬やミサイルに続いて次期戦闘機の第三国への輸出までできるように閣議決定をしてしまった。」と切り出し、「武力の行使や威嚇は永久にしないと憲法で誓ったが、第三者に武器を与えて戦争をさせるのは許すのか。それでは平和主義が泣く。」と指摘した。その上で、同氏は「武器で戦うは心の弱者だ。あくまで対話による紛争解決をリードせよ。」と主張した。

 鳩山氏の投稿に対してユーザーからは「ぜひプーチン閣下にその説教をしてやって下さいね」「戦闘機は防衛のための兵器です」「あなたは閣議決定の内容を丁寧に読んで理解しましたか?相手を限定していますし、条件も厳しいです」「つまり『trust me』と言えと」などの意見が続いた。

 日本は国際紛争の助長を避けるため武器輸出を制限してきたが、昨年12月に外国企業の許可を得て製造するライセンス生産品の輸出を解禁したのに続きルールを緩和し、殺傷能力が高い戦闘機の輸出に踏み切った。輸出先は日本と「防衛装備品・技術移転協定」を結んだ国に限定し、現に戦闘が行われている国には輸出しないとしている。

(よろず~ニュース編集部)

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