グラドル澄田綾乃 初の写真展「雪と儚さ」テーマに開幕 「ふてほど」出演の反響も語る
グラビアアイドル、女優の澄田綾乃が2日、東京・渋谷区の弘重ギャラリーで自身初の写真展「if...」が開幕し、取材に応じた。話題のテレビドラマ「不適切にもほどがある!」に出演した際のエピソード、「儚さ」への思いを口にした。
写真家LUCKMAN氏と今年1月に北海道の小樽、旭川で撮影した作品34点が展示される。「雪と儚さ」をテーマに大雪の中でたたずむ姿、ベッドでの下着姿などが切りとられた。
澄田は「初の写真展を無事に開催できてうれしく思います。短い期間ではありますが、たくさんの方に来ていただいて、感想などいろいろお聞きできたらな、と思います」と喜んだ。テーマについては「私は作品を作るのに『儚い』という言葉を大事にしています。そのイメージで雪の中でのグラビア撮影はあまりやったことがなかった。儚さで雪をイメージして撮ってみたかった」と説明した。
北海道は予想よりも暖かく、移動中はスウェット姿で遊んでいたという澄田。最も大きいサイズで展示された、赤いコートをまとい、雪の中でたたずむカットが印象に残るといい「写真の中でしか見たことない世界に自分がいる。白樺を背景に銀世界の中でしたが、LUCKMANさんが赤色を入れた方がいいと言っていただき、それがすごく映えたと思います」と語った。もっとも、大雪での視界の悪さに驚き、帰りの飛行機が欠航になる可能性に見舞われるなど、雪国ならではのアクシデントにも見舞われた。
宮藤官九郎氏の脚本で話題を集めたTBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」では、目のやり場に困り、胸の谷間が際立つメイク役を演じた。自身のSNSでの告知が遅れていたにもかかわらず、ドラマ登場を喜ぶ声が続々と届き驚いたという。「母もすごく喜んでくれました。代表作とうたいたいくらいだね、と言われました」と笑顔を見せた。
グラビア撮影では常に「儚さ」を意識する理由を尋ねられると「今この瞬間にしかないもの…齢を重ねるとシワも増えますし、見え方も喋っている雰囲気も変わってくる。お花のようにその一瞬は儚いと思っていて、その儚さを表現したかった」と語った。高校時代に交通事故に遭い、一時は顔面麻痺に悩んだという経験も、より儚さを意識する要因の一つであるようだ。
Fカップのバストを持ち味に、完璧なプロポーションで“令和最強のメリハリボディ”の愛称を誇る澄田。ただし、雑誌のグラビアとは勝手が違った。目線をカメラに向けたカットはごく少数。「レンズを見ないようにぐるっと一周してみて、と言われるんですけど、すぐレンズに(視線が)戻ってくる。意外にすごく難しかった。レンズを見るのに慣れているので」と振り返った。
数々のグラビア作品を残してきたLUCKMAN氏。「現場は明るく楽しくあれ」をモットーに、笑顔と軽妙な会話にあふれる撮影風景が特徴だが、今回は「会話もせず、無音で撮影しました。シャッター音も消しました」という。「テーマの儚さを考えた時、『儚』は人の夢と書く。僕は透明人間になって、好きな子に近づきたかった。カメラは透明人間。だからレンズに目線を向けない」と説明した。「雑誌ではあり得ない作品です。普段はファンのために撮る。今回は写真展なので『僕らが楽しもう』という気持ちでした。貴重な経験でした。本当に楽しかったですね」と話していた。
会期は今月7日までで入場無料。詳細は公式サイトまで。作品の販売も行っている。澄田は「私自身、自分は癒し系だと思うのでリラックス空間の目に入るような場所に飾っていただければ」と、優しくほほ笑んだ。
(よろず~ニュース編集部)