宮崎謙介氏「乙武洋匡から目を離すな」衆院東京15区補選での勝敗が岸田政権、自民党の命運を左右する
作家の乙武洋匡氏(48)が、衆院東京15区補選(江東区、16日告示・28日投開票)に無所属での立候補を表明した。現時点で、8人が乱立する大混戦。乙武氏の会見に出席した元衆院議員の宮崎謙介氏(43)がよろず~ニュースを通じてコメントし、補選での乙武氏の勝敗が今後の岸田政権、自民党の命運を左右すると予測した。
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まもなく三つの選挙区で補欠選挙が行われる。ここで自民党がどのような選挙結果を迎えるのかで、政局に大きな影響を及ぼす。三つのうち、長崎3区は既に不戦敗を決めている。島根1区は土地柄さすがに負けることはないだろうと私は読んでいる。さすがに。
となると、注目は東京15区だ。ここで自民党系が勝てるか否かで負け越しか、勝ち越し(見方によってはドロー)になるのかが変わる。もしも負け越すようなことがあれば、いよいよ岸田政権の求心力はさらに弱まり自民党も赤信号に近づいてくる。
この選挙区は、これまで自民党候補の不祥事(政治と金)によって議員が議員辞職を余儀なくされてきた。だから今回は公認候補を立てないことになった。そんな選挙区の選挙ではかなり多くの候補者が乱立することになる。ここで注目したいのは乙武洋匡氏の立候補だ。
無所属での立候補を表明しているが、小池百合子代表率いる「都民ファーストの会」が全面的にバックアップしての選挙態勢になる。私はジャーナリストとして氏の出馬表明記者会見に出席してきたが、ポスターも小池知事とのツーショットで、記者会見の運営も都民ファーストの議員が回していた。
「公認」とせず、「推薦」をこれから依頼すると乙武氏は発言していたが、「推薦」にすることで他の政党が相乗りしやすくなるようにしているのではと私は推察する。ここに自民は乗ってくるのか。おそらく情勢調査を重ねて慎重に判断されると思うが、恐らく自民党は乗ってくるだろう。そして、乙武氏が勝つことができれば、岸田政権と自民党は首の皮一枚で生き延びることになるだろう。
同時に都民ファーストの会が「ファーストの会」として国政に乗り出す大きな一歩となるだろう。三つの補欠選挙と、次の衆院選は目が離せない。
(よろず~ニュース編集部)