ひろゆき氏とTAKAの「プロレス論争」かみ合わずに終結、「論点ずらし」「ストローマン論法」の指摘も

 2ちゃんねる創設者で実業家のひろゆき(西村博之氏)とプロレスラーのTAKAみちのくによる「プロレス論争」が23日までX(旧ツイッター)で繰り広げられた。Xユーザーからは「かみ合わない議論」に対する意見や、ひろゆき氏の反論を「ストローマン論法」と指摘する声などが続いた。

 事の発端は、ひろゆきがテレビ番組内の演出的な発言を「プロレス」と例えた21日付のX投稿。TAKAが22日に同投稿をリポストして「俺の天職をバカにするような発言はやめてもらえますか?」と苦言を呈したが、ひろゆき氏は同日に「ダンプ松本さんが本心からヒールを演じてたわけではないのは周知の事実だと思いますが、TAKAさんは好き好んでやってたとお考えなのですか? アブドラ・ザ・ブッチャーも著書でヒールを演じてたと書いてますよ。 命懸けでヒールを演じてた人達の努力を軽視するTAKAさんの方がおかしいと思いますよ」と反論投稿した。

 この時点で、Xのユーザーからは「議論が噛み合ってない」「プロレスをやらせの比喩として使わないで下さいと言う話と、ヒールを演じていると言う話は全く別では?」「出た!ひろゆきの必殺技『論点ずらし』!!」といった指摘が相次いだ。

 ひろゆき氏の視点について、ユーザーからは「お客さんを楽しませる演出の側面があることをプロレスになぞらえたんだと思う。身体を張って真剣に取り組んでることを否定したわけではないと思うのよ」と理解を示す意見もある一方、「『プロレス』と言う職を差別揶揄したコメントをしておきながら まったく職業差別的に関係ないダンプさんやブッチャーさんをダシ使うのは『論点』がずれてますよね?」という批判など賛否両論となった。

 その後、TAKAは22日深夜の投稿で「国内外あらゆる団体に上がり31年やってますが『お前悪役やれ』と団体に命じられたことなどなく自分の意思で全てやってきました シナリオ、やらせの形容詞でプロレスと言う言葉が使われるのが不愉快なだけです」と改めて反論した上で、「そういう世の中なのもわかってますが自分はそんな世の中とも戦い続けます」と表明した。

 TAKAの再反論に対し、フォロワーからは「論点がずれてきてます。ひろゆき氏の術中にハマってますよ」「わかろうとしない人に使う時間が勿体無いです」「ひろゆきさんの論点がズレてるというか、意図的にずらそうとしてる気がします」と論争が“不毛”であることを指摘する声が占めた。また、TAKAが当初は問題にしていなかった論点(ヒールを演じること)を持ち出して、それに反論する論法について「ひろゆきのストローマン論法」という意見も見られた。

 一夜明け、TAKAは23日付投稿で「昨日は世の中色んな考えがあって色んな人がいるんだなぁって勉強になった 誰になんと言われようと俺はプロレスに生きてプロレスに死ぬ そんな人生を歩みます」と宣言。かみ合わない論争に区切りを付けた。

(よろず~ニュース編集部)

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