維新・藤田幹事長「立憲共産党がいいのかということを問いかけたい」衆院東京15区補選「勝機がある」
日本維新の会の藤田文武幹事長(43)が24日、国会内での会見で、金沢結衣氏(33)=教育無償化を実現する会推薦=を擁立している衆院東京15区補選(江東区、28日投開票)について記者団から問われ「立憲共産党の連合軍がいいのかということをやっぱり区民の皆さんに問いかけ、それを一人一人に感じていただくことで、第3の選択肢というか我々維新であるということが広がれば、勝機がある」と述べた。
同補選は、各社の調査で立憲民主党の酒井菜摘氏(37)=共産党、社民党支援=がリード。金沢氏らが追う展開になっている。
藤田氏は、補選終盤の戦い方を問われ「終盤だから何か変わることはありません。とにかく熱量を上げるということ。自民党は不戦敗ですけど、自民党の政治っていうのが果たしていいのかどうかっていうのが国民の疑念の一番大きなもの」とした。
さらに「対して、立憲民主党がその受け皿になる位置にいますけれど、源流となった民主党政権がうまくいかなかったという国民的の不安も潜在的にある。もっと言うと、今回の選挙から共産党が候補者を下ろし、立憲共産連合軍で勝負をする」として、衆院東京15区補選で共産党が公認候補予定者を取り下げ、立民の候補者を支援する構図を“立憲共産党”と称した。
藤田氏は「わかりやすくていい。立憲と共産党は選挙協力をする。政策連携もある程度かなり近しいところでできると踏んでおられるんでしょう」と推察。自民や“立憲共産党”でもない、第3の選択肢が維新だとして「最終最後、区民のみなさんに伝わるように、しっかりと我々応援に行くものも含めてやっていきたい」と気を引き締めた。
衆院東京15区補選には金沢氏、酒井氏の他、政治団体・NHKから国民を守る党の福永活也氏(43)、無所属の乙武洋匡氏(48)=国民民主党、都民ファーストの会推薦、参政党の吉川里奈氏(36)、無所属で元衆院議員の秋元司氏(52)、政治団体・つばさの党の根本良輔氏(29)、政治団体・日本保守党の飯山陽氏(48)、無所属で元参院議員の須藤元気氏(46)が立候補している。
(よろず~ニュース・杉田 康人)