元モー娘。市井紗耶香が1日で参院議員辞職 歳費など7万6466円寄付意向
参院が26日の本会議で、アイドルグループ「モーニング娘。」の元メンバーでタレントの市井紗耶香(40)の議員辞職を許可した。
市井は、19年7月の参院選旧立憲民主党比例代表名簿に基づき、25日に繰り上げ当選が決定。この日の官報で当選が告示され、参院議員就任直後に辞職願を提出した。
在職1日は、戦後最短となる。政治活動からの引退を表明している市井はSNSなどで当選辞退する意向を示していたが、旧立憲民主党が20年9月に解党したため、現在の立民が比例名簿から市井を削除することができず制度上、辞退できなかった。
わずか1日での“ちょこっと議員”でも、歳費と調査研究広報滞在費(旧文通費)合わせて7万6466円が支給される。
立憲民主党の泉健太代表(49)は同日、「本人が判断することだが、国庫への返納は寄付になるのでできないということで、何らかの形で寄付をしたいと聞いている。(本人が)党所属議員などとやりとりしている」と、市井が1日あたりの歳費などを寄付する意向があることを明かした。
比例名簿の次々点で、アカペラグループ・RAG FAIRのメンバーとして活躍していた奥村政佳氏(46)が繰り上げ当選する。
(よろず~ニュース・杉田 康人)