IWGP女子王座 岩谷麻優がV5!!Sareeeとの因縁決着「私にライバルができた」【スターダム】

 スターダムの横浜BUNTAI大会が27日に行われ、IWGP女子王座選手権は王者・岩谷麻優が20分26秒、二段式ドラゴンスープレックスホールドでSareeeから3カウントを奪い、5度目の防衛に成功。4年越しの因縁に決着を付けた。

 岩谷が感慨深げにマイクを握った。「私にライバルができた気がする。今日だけじゃない。またどこかでできたらいいと思う。それまで同期の名前を汚さないでほしい」と、団体は違えど同じ2011年デビューのSareeeに呼びかけた。「そのIWGPのベルト、本気で欲しいの。また戦おうよ」と返され、一緒に大きな拍手に包まれた。互いに座礼し、握手を交わした。

 4年越しの因縁戦だった。2020年2月に王者、岩谷にSareeeが挑戦するワールド王座選手権が予定されていたが、Sareeeの体調不良により試合前日に中止となっていた。

 死闘だった。序盤から場外戦、頭部への蹴り技の応酬で荒々しく削り合った。相手の変形裏投げを食らうも3カウントを許さず、ドラゴンスープレックス、頭突きと頭部へのキックを連発、月面水爆と一気に畳みかけた。最後は二段式ドラゴンスープレックスホールドで勝負を決めた。

 岩谷はバックステージで「ファンの皆に『Sareeeとの試合が見たい』と言われていました。正直、戦いたくなかった。一番苦手とするタイプの選手だから。でも試合をして、2011年デビュー組の打たれ強さ、我慢強さ、いろんなことを乗り越えてきた真の強さを実感しました。Sareeeとの試合はめちゃくちゃ楽しかった、危なかった」と振り返った。

 試合後にはリングにアイスリボンの藤本つかさが電撃登場し、盟友の中島安里紗と組んでのタッグ戦を要求された。かつて対戦が予定されていたが流れたカードで、アイスリボンとの交流も久しく途絶えていたが「あの流れた試合も今度はやりましょう。その先に、どちらかがこのベルトに挑戦してくればいいんじゃないか」と歓迎した。

 Sareee、そして藤本つかさ、外敵との因縁マッチが続く岩谷。自身の半生を記した著書が原作の映画「家出レスラー」(5月17日公開)がスポンサーとなった今大会にふさわしく、新たな刺激は望むところだ。「このベルトとの歴史はまだこれから。自分は最多防衛記録を取って、スターダムだけでなく、女子プロレスのアイコンになる。頑張れ、岩谷」。自らを鼓舞して、大きな目標を見据えた。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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