衆院東京15区補選で当選 立憲民主党・酒井菜摘氏が初登院 議員バッジ胸に「私の担う役割は大きい」
4月28日に投開票された衆院東京15区補選で当選した立憲民主党の酒井菜摘氏(37)が1日、衆院議員として国会に初登院した。
酒井氏は「これまでも区議会議員として皆さんの声を代弁する者として活動してきて、再スタートだなという実感もある。政治家になって、議員になって、皆さんの声を代弁していくということの重要性をひしひしと感じている。重責を担いながら、自分らしく活動していきたい」と決意を述べた。
政治とカネの問題が大きな争点となった東京15区補選は、9人の候補者が乱立する歴史的大混戦となった。「有権者の皆さんの『今の政治を変えてほしい』『まっとうな政治を実現してほしい』という願いにしっかりと応えていきたい」と語った。
衆院3補選は、すべて立民の候補が制した。「それはやはり野党第一党としての期待が、それだけ集まった結果であるというふうに受け止めておりますので、しっかり(与党を)追及して、政治資金規正法の改正であるとか、透明性の高いまっとうな政治を実現していくために、私の担う役割は大きい」と自負した。
1児の母で、国会議員で唯一、助産師の資格を持つ。「看護師、助産師として12年間医療現場で働いてきたことを強みというか、自分自身の専門性を生かして、医療や保健や福祉、子育て、教育、社会保障制度改革などに取り組んでいきたい」と意気込む。
子宮頸がんの闘病生活をきっかけに、政治家を志した酒井氏は「いま困難を抱えている方々に伴走したり、共感をしたり、傾聴したりする姿勢を持ち続けながら、課題の本質を捉えて政策実現していけるようにしていきたいというのがこれまでの目標。引き続き頑張ってまいります」と、議員バッジを胸につけた。
(よろず~ニュース・杉田 康人)