立花孝志氏「言い返しできない政治家が無能」「言論には言論で」 衆院東京15区補選の「選挙妨害」騒動に苦言
政治団体NHKから国民を守る党の立花孝志氏(56)が10日、国会内での定例会見で、衆院東京15区補選で各陣営が、政治団体つばさの党から立候補した根本良輔氏(29)、同団体代表の黒川敦彦氏(45)らから選挙妨害を受けたと主張していることについて「よくよく考えたら、言い返しできない政治家が無能なだけですよ」と苦言を呈した。
立花氏は、根本氏らが各陣営の演説会場に乗り込み、大音量で質問を浴びせる手法について「黒川やつばさの党がやっていることは、全面的に否定するつもりはありません。彼らが質問したいことは当然質問したらいいし。ここまで来たら合法なんでしょう。違法か適法かどっちしかないんで、そういう意味では適法。捕まってないじゃないですか」との見方を示した。
根本氏らが、乙武洋匡氏(48)の演説会場に乗り込み、過去の不倫騒動などを糾弾するヤジを飛ばしたことにも「いいじゃないですか、5人不倫してても。『俺モテるねん』って言えばいいんでしょ?乙武さんであれば」と意見した。
2ちゃんねる創設者のひろゆき氏(47)が、乙武氏の応援に駆けつけたことも指摘。「聞いて欲しかった。『ひろゆきお前税金払っているかもしれへんけど、裁判で負けた人に損害賠償金払ってへんやろ』『そんなヤツが応援に来てていいの?』。僕も聞きたいくらい」と強調した。
自身が暴力団から7000万円借りたという虚偽事実を黒川氏に拡散されたとし、根本氏陣営の街頭演説に“凸撃”した立花氏。「逃げるから。逃げて『妨害、妨害』って言っているわけでしょ」と、各陣営の姿勢を批判した。
8日の同団体総会でも立花氏は「やっぱり(選挙の)自由妨害罪では検挙できないんですよ。理由は簡単で、あいつら暴力振るってないんですよ。言論には言論で対応したらいい。その言論の中に、事実と異なる名誉毀損があったら捕まるだけの話」と説明していた。
(よろず~ニュース・杉田 康人)