"バズる市長"石丸伸二氏の名を全国区にした「いびき指摘」「恥を知れ!」Xフォロワー33万人 切り抜き動画が人気
広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)が16日、自身のX(旧ツイッター)で、東京都知事選(7月7日投開票)に立候補する意向を明らかにした。
石丸氏は同市出身で、京大経済学部から三菱東京UFJ銀行に入行。経済を分析、予測するアナリストとして活動し、4年半に渡ってニューヨークに駐在した。20年7月の市長選に初当選。24年8月任期満了に伴う次期市長選には、出馬しない意向をすでに示していた。
自身のX(旧ツイッター)のフォロワーは約33万人。YouTubeの同市公式チャンネルは、自治体公式として全国一となる26万人の登録者を誇る。市議会との対立が切り抜かれ、日本一バズる「石丸市長」。そのきっかけとなったのは、2020年9月、市議会本会議で市議がいびきをかいて寝ていたとツイッターで指摘した問題だ。
石丸氏は同月、市議会全員協議会に呼ばれたとして「数名から、議会の批判をするな、選挙前に騒ぐな、事情を補足してやれ、敵に回すなら政策に反対するぞ、と説得?恫喝?あり これが普通かどうかわかりませんが、実態なのは確かです」と“恫喝”を受けたとした。
2022年6月には、市議会の議員定数を半減する条例改正案を提出。提案理由の中で「居眠りをする。一般質問しない。説明責任を果たさない。これこそ議会軽視の最たる例です。恥を知れ、恥を!という声が上がってもおかしくない。どうか、恥だと思ってください」と述べたが、否決された。
記者会見での質疑応答も公開。地元紙や同紙記者の報道姿勢に異を唱える姿は、切り抜き動画の人気コンテンツとなっている。
(よろず~ニュース・杉田 康人)