実業家の前澤友作氏が立ち上げた、民間人初の月周回プロジェクト「dearMoon」の中止を受け、プロジェクトメンバーだった元BIGBANGのT.O.Pが2日、自身のインスタグラムで心境を明かした。

　T.O.Pは英語で「dearMoonプロジェクトのキャンセルについて」と題し「残念ながら『dearMoon』プロジェクトは中止になりました」とはじめ「しかしプロジェクトを構想してくれた前澤氏には深く感謝します」とつづった。

　そして「この計画は、世界の誰もが想像できなかった、人類の発展のための最も偉大で美しい芸術プロジェクトであり、このミッションを試みる勇気は、本当に素晴らしいものでした」と前澤氏を称賛。

　「『dearMoon』プロジェクトに選ばれたことは、私の人生で最も大きな栄光の一つでした。これまでのプロセスで得た経験や友情に、感謝の気持ちでいっぱいです」「『dearMoon』プロジェクトに合流した数年間、体と魂が月と深くつながりを持ったように感じます」「月と宇宙とつながった私の体と魂は、すでに多くの新しい音楽を作曲するための、インスピレーションを与えてくれました」と語った。

　最後に「月旅行という私の夢は、終わっていません。それは、私の人生の最終的な偉大なる目標であり、公式的な挑戦であり、私の人生の核心的なミッションになりました」と明かしている。

　前澤友作氏は1日、宇宙船完成の見通しが立たないとして、計画を中止することを自身のXで発表した。

（よろず～ニュース・椎　美雪）