駅前には銅像と記念樹、決済サービスは「アインPay」…志村けんさんが故郷・東村山に与えた影響が話題
稀代のコメディアンとして一世風靡し、2020年に惜しまれつつ亡くなった志村けんさん。
今、SNS上ではそんな志村さんが故郷の東京都東村山市に与えた影響が大きな注目を集めている。
「東村山に行ってみると、駅前には志村けんの銅像と「志村けんの木」(そこそこでかい記念樹3本)があり、市内で利用できる決済サービスは「アインPay」で、和菓子屋に入ると「だいじょぶだぁ最中」「だっふんだどら焼き」が売られていて、志村けんが魔王討伐した世界線みたいになっている」
とその模様を紹介したのはsilossowskiさん(@silossowski2)。
1974年にザ・ドリフターズに加入するも今一つパッとしなかった志村さんが人気を得たきっかけは、1976年に『8時だョ!全員集合』(TBS)の「少年少女合唱隊」コーナーで披露した「東村山音頭」。当時、まだまだ田舎というイメージが強かった故郷のご当地ソングをアレンジして歌ったことが志村さんのスター街道のはじまりで、同時に全国に東村山が知られる機会に。以来、志村さんと東村山は不可分の関係になっているというわけだ。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「勇者志村けんの死から4年、、、」
「昨日ちょうど寄って墓も見てきたんですけど、ほんとに葬送のフリーレンの世界みたいでした」
「アインpay使う時はやっぱりあの顔しながら使うんですかね?」
「さすが志村けん✨東村山行ってみたい!」
など数々の驚きの声が寄せられている。
silossowskiさんに話を聞いた。
ーー今回、東村山を訪れた経緯は?
silossowski:6月16日まで北山公園にて開催されている「東村山菖蒲まつり」に行くため訪れました。近くにはトトロの「七国山」のモデルとなった八国山緑地も存在し、ちょうど今の新緑の季節、気持ちよく過ごせました。
ーーこれまでの東村山への印象をお聞かせください。
silossowski:これまで東村山には、菖蒲まつりに合わせて数回訪れていますが、毎回印象的な体験をしており、とてもいい場所だと思っています。一般的には、東京都心のベッドタウン、住宅街としてのイメージが主なものかと思いますが、街全体、ちょっと遠くの避暑地にでも来たような雰囲気があります。
たくさんの野菜無人販売所があり、窯元の陶器直売所もあり、酒蔵もあり、武蔵野うどんなど美味しいお店もたくさんあり。今回の訪問でまるで避暑地な印象が増しました。
ーーおススメのスポットなどは?
silossowski:北山公園、八国山緑地のほか多摩湖、関連投稿でも言及している「だいじょぶだァー最中」(東村山銘菓)の和菓子店「餅萬」、おでんや天ぷらとお酒も楽しめる、北山公園近くの武蔵野うどんのお店「野口製麺所」、洋食レストランとお弁当のお店「じゃがいも」、東村山の造り酒屋「豊島屋酒造」あたりがオススメでしょうか。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
silossowski:今回の投稿に対して、リプライや引用ツイートで「東村山に行ってみたい!」という反応が少なからずありました。これをきっかけにみんなも実際に東村山に訪れて、その良さを感じてくれるとうれしいと思いますし、できれば菖蒲まつり開催期間中に訪れていただければ、更に良いです。
そして、これまでいい体験をもたらしてくれた東村山が、自分以外の人にも発見されれば嬉しいと思っています。
◇ ◇
コロナ禍による突然の訃報は多くのファンを悲しませたが、志村さんの笑いの精神は今なお不滅。その足跡をたどりたい方はぜひ東村山を訪れていただきたい。
なお今回の話題を提供してくれた歌人として活動しており、短歌同人誌「半夏生の本」を発行。短歌専門誌「現代短歌」(現代短歌社) 2024年5月号のアンソロジー企画でも10首の作品が掲載されている。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
(よろず~ニュース特約・中将タカノリ)