桂ざこばさん、立川談志さんに涙で「仲良うしなはれや」と懇願したことも 談志の弟子が秘話
落語家で、テレビのバラエティー番組などでも活躍した桂ざこば=本名・関口弘=さんが12日午前3時14分、喘息のため、自宅で亡くなった。76歳。米朝事務所が公表した。通夜・葬儀は故人、家族の意向で家族葬とし、後日、お別れの行う予定という。
落語家・立川談修は同日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、師匠である立川談志さんとざこばさんのエピソードを披露した。
談修は、談志さんが大阪で独演会を開いた際に、鞄持ちとして付いて行ったという。ざこばさんが楽屋にあいさつに来て、その後、談志さんと一緒に打ち上げに行った。
この打ち上げの席で、話題が、談志さんと確執のあった柳家小さんさんに及んだ。当時は談志さんの前で小さんさんの話をするのはかなり気を使う必要があったという。
談修は「俺から頭を下げるつもりは無いと談志が言うと『もう、そんな…仲良うしなはれや』と涙ぐんで力説するざこば師匠。おしぼりで涙をぬぐうその姿に談志が思わず笑ってしまう、という場面も目の当たりにした。」とまるで人情噺の一幕のような2人のやりとりを再現。「ざこば師匠。お疲れ様でした。ありがとうございました。」と感謝の言葉をつづった。
(よろず~ニュース編集部)