「推し活」がとうとう展示会にまで発展!実用的アイテムからグッズ制作まで、カテゴリーは千差万別

 “推し活”産業の展示会が、いよいよ誕生した。

 東京ビッグサイトでは7月3日から5日までの3日間、「第1回 推し活グッズ EXPO」が開催され、試合・ライブの実用製品からインテリア、ノベルティーグッズ制作など“推し活”に関するメーカーが一堂に会した。

 フラッグ制作を強みとするHATTORIは、6人組ダンス&ボーカルガールズグループのサクラグラデュエーションとのコラボレーショングッズを展開。マグカップやポーチ、メンバー別ミニフラッグなどを紹介しながら「写真の分解作業や製版、縫製までを自社で行っているので、お客さまがイメージする製品が提供できるんです」と自信を見せた。

 オフィス・ホームプリンターとしても知られるEPSON(エプソン)は、自宅で簡単に推し活グッズが作れるプリンターを紹介。グッズ制作をより身近に、手軽にできることを訴求する。

 また、1913年創業の老舗家具インテリア製造販売会社の東谷は、ある芸人が同社の背面ミラー付き家具をSNSで紹介。生産終了予定だったはずの家具が、瞬く間に人気商品になったと言い、これを機に“推し活インテリア”に着目。アイドルやアニメの世界観に寄り添った収納家具を展開している。

 そして、推し活アイテムとしては新境地となる“香り系アイテム”も多数出展。AI診断で“推し”の香り選び体験ができたり、推しグループ・メンバーイメージカラーの香水が作れたりする店舗など、そのアプローチはさまざまだ。

 さらに「ないなら作ってしまおう」と、安価で製作可能な光造形3Dプリンターまでが“推しアイテム”として登場し、驚かされた。

 “推し活”とは読んで字のごとく、対象となるモノや人、キャラクターあってのグッズ・アイテムであるのだが、活動そのものを楽しむという層が増えた印象があり、また“推し活”市場がメジャーになったことで、これまでターゲットとしていなかった購買層に、メーカーが着目し始めたというのも市場拡大の要素となったようだ。

 「推し活グッズ EXPO」は9月に大阪で、2025年1月にも開催予定とのこと、自身の望む“推しアイテム”を探し求めている人は、このチャンスをお見逃しなく。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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