卒業発表のアイドル、完全引退を明言「顔を出して何かすることはない」SNS活動や移籍での復帰否定
ハロー!プロジェクトのアイドル・アンジュルムの川村文乃(24)が、今秋開催のコンサートツアー最終日をもってグループとハロプロを卒業し、芸能界から引退することを4日に発表した。川村は5日に自身のブログを更新し、あらためて卒業・引退への思いを伝えた。
ファンやメンバーから寄せられたメッセージを読んで「ずっと大泣きしてます笑」と正直に明かした川村。秋ツアーのファイナルは12月上旬に行われることが多いとあって「あと半年くらいあるき!!どうかみんな 私に会いに来てくれたら嬉しいです!楽しいこといっぱいして楽しい時間を共に過ごせるといいなと思っています!」と地元の高知弁をまじえて呼びかけた。
卒業の決断については「数ヶ月前に決めたとかじゃないよ」と熟考してのことだったと告白した。2017年にグループに加入し、19年にサブリーダー就任。20年に室田瑞希(26)が卒業したことで、当時リーダーだった竹内朱莉(26)に次いで上から2番目の年齢となり、卒業をはっきりと意識するようになったという。
「叶えたい夢が叶ったから卒業、、するわけでもなくて、そりゃあもちろん もっと叶えたい夢もたくさんあるし ありました!私の夢の大きさなめたらいかんぜよ笑 です」と“やり残し”があることも示唆した。それでも「芸能界を引退するので 卒業後に個人でSNSをしたり 川村文乃の顔を出して何かすることはないです。ごめんね」と明確に決別を宣言。アンジュルムでは21年に卒業した笠原桃奈(20)が卒業後に「PRODUCE101 JAPAN THE GIRLS」に挑戦して1位となり、ME:IのMOMONAとしてデビューした前歴もあったが、川村はもったいないけど確かに川村らしいスタンスで、移籍したり、形を変えるなどして芸能活動を継続するつもりではないことも強調した。
ファンに向けて「これからも卒業後も 私を応援してくれたすべての人に感謝し続けながら生きていきます!私の心にもずっとみなさんがいます!みなさんの笑った顔だったり ライブを真剣に見てる顔だったり 直接伝えてくれた言葉だったり インターネットに書き残してくれたコメントだったり ずっとずっと心の中にあるから。」と温かさが刻まれていることを伝えた。「私も前を向いて卒業まで頑張らないと!」とラストスパートに全力を注ぐことを誓った。
川村は10歳だった09年に「高知県おさかなPR大使」に任命された。11年からご当地アイドル「はちきんガールズ」のメンバーとなり、14年春に上京。16年に「はちきん-」を卒業し、オーディションを経てハロプロ研修生となった。
南海キャンディーズ・山里亮太がナレーションを務めた「はちきん-」を追ったドキュメンタリー番組では、東京行きのバスに乗る川村が、家族のために「お金持ちになりたい」と涙ながらに語る場面があった。アンジュルムの熱狂的ファンである女優・蒼井優が新婚旅行で高知を訪れ、同じバス停のイスに座って山里にナレーションさせるという“聖地巡礼”があったことも話題となった。
(よろず~ニュース編集部)